どうも、MERISE編集長のJUNこと小林です。
「人の悩みの8割は人間関係にある」とよく言われますが、人間関係の悩みは尽きないですよね。
「特定の誰かに好かれたい」とあなたも思っているはず。
しかし、うまくいく場合もあれば、ここぞって時にうまくいかないこともあったり…。
でも身近にはたくさんの人に好かれて人気者の人もいる。
何が違うのか?
どうすれば人に好かれるようになれるのか?
好かれる人の共通点は何なのか気になる人も多いと思うので、この記事では「人に好かれる人の特徴」を上げていきます。
で、先に答えを言ってしまうのですが、人に好かれるには「相手に得をさせる人になる」のが一番の近道でしょう。
「じゃあ、相手に得をさせるって具体的にどういうことなの?」っていうのはこのまま続きを読んでもらえれば分かるはずです。
人に好かれる人は一体をしているのか?
- 人に好かれる原理原則
- 好かれる人の思考回路
- 好かれる人の特徴と戦略
- 僕の身近にいる好かれる人の具体例
などについて書きました。
特徴に関しては、この6つだけを抑えておけばあなたも必ず人気者になれるであろう「好かれる人の特徴」にを厳選して書いたのですが、さて、今のあなたにはいくつ当てはまっているでしょうか?
ぜひ、最後まで読んでみてください。
目次
なぜ人に好かれるのか?人間関係の原理原則
まずは「人が人を好きになる原理」を考えてみましょう。
人に好かれる人は
- 優しい
- 自信がある
- 気遣いができる
- 話がおもしろい
などの、いくつか共通した特徴がありますが、具体例を挙げたらキリがないので、原理原則を抑えておくことでシンプルに理解できると思います。
ってことで、シンプルに結論を言ってしまうと、人に好かれるには
『基本的に人間は“自分が得をしたい”と考える生き物だ』
というのを改めて理解することが大切です。
例えば、美人で性格のいい彼女がほしい男がいたとしましょう。
で、意中の人が見つかりましたと。
しかし、どう考えても俺の身の丈に合わない…。
確実に振り向いてもらえないだろう…。
こんな感じの状態でスタートしたとして、もしもその男が特になんの努力もせずにいたらどうなるでしょうか?
ただ待っているだけで出会いの場に行かなかったり、女性とのコミュニケーションが苦手なままでうまく恋人にすることができるでしょうか?
絶対とは言えませんが、恐らく、目的を達成するのは無理そうですよね。
じゃあ、美人で性格のいい彼女を落とすためにはどうしたらいいかというと、例えば超ジェントルマンな気遣いができるようにならなきゃいけないかもしれません。自信満々な男にならなきゃいけないかもしれません。あるいは、経済的に余裕がある状態になった方がゲットできる確率が上がるかもしれません。
・・・
やれることはたくさんあると思いますが、とにかく女性に「得を感じさせる何か」が必要になってくるわけですね。
そこそこルックスに自信のある女性は「私と釣り合うだけの何かを持っているのか?」と男を見定めてきます。
「あんたは私を幸せにできんのか?」と。
そう思って男を見てます。
これは男女関係なく、言葉に出さずとも皆
- もっといい女と付き合いたい
- もっといい男と付き合いたい
こう考えるのが人間として普通です。
つまり、多くの人は自分のスペックはさておき、とにかく得を感じる異性と結ばれたいわけです。
人間って、なんて勝手な生き物なんでしょうか(笑)
でも、そうじゃないと人間っぽくないですよね。
欲望むき出し大いに結構。
でも、その欲があるせいで、まず自分が得をしたいから、相手の得は二の次になるのです。
じゃあ、10人中9人が「自分の得を優先する人」だったとして、たった1人だけ「相手の得を優先するAさん」がいたらどうなるでしょうか?
・・・
言わずもがな、間違いなくAさんは人気者になるでしょう。
なんだが当たり前のことを話しているように聞こえるかもしれませんが、ここが最大のポイントであり、人に好かれる人になるためのキモになります。
聞けば当たり前なのだけど、これってできそうでできないこと…。
なぜなら、『基本的に人間は“自分が”得をしたい”と考える生き物だ』からですね。
まずは、ここを抑えておきましょう。
人に好かれる人の思考回路
「人間は他人よりも自分の方がかわいい」というのを分かってもらった上で、じゃあ、人に好かれる人はどんな思考回路を持っているのか?
それを解説していきます。
主に2つあるのですが、
- 自分を嫌っている人が必ずいることを知っている
- 自分の与えた好意は何かしらの形で返ってくることを知っている
この2つを理解しています。
どんな人気者にも必ずアンチが存在する|パレートの法則とは?
人に好かれる人は自分のことを嫌いな人が必ずいることを分かっています。
これが分かっているので、いい意味で人間関係を割り切れます。
だから、変に人に媚びたりすることがありません。
これはパレートの法則で考えると分かりやすいと思います。
パレートの法則とは?
パレートの法則は、働きアリの法則と同じ意味合いで使用されることが多く、組織全体の2割程の要人が大部分の利益をもたらしており、そしてその2割の要人が間引かれると、残り8割の中の2割がまた大部分の利益をもたらすようになるというものである。
引用:Wikipedia
ザックリいうと、「企業では上位2割の人間が、全体の8割の売上を作っている」という経済学者ヴィルフレド・パレートが発見した法則です。
今では企業の売上だけじゃなくて、
- 故障の8割は、全部品のうち2割に原因がある。
- 所得税の8割は、課税対象者の2割が担っている。
など色んな場面で用いられます。
パレートの法則は80:20の法則とも呼ばれるのですが、人間だけじゃなく働きアリにすら見られる現象なので、どうやら自然界では逆らえない原理のようです。
そして、この法則は『2:6:2の法則』とも呼ばれるらしく、例えば学校のクラスでいうと、
- 運動の得意な子どもは、2割
- 普通ぐらいの子どもが、6割
- 運動の苦手な子どもが、2割
というような割合に分かれます。
これを人間関係に置き換えると
- あなたに賛成する人が、2割
- どちらでもいいと思う人が、6割
- 否定的な意見を持つ人が、2割
ということになります。
なので、どう頑張ってもあなたを否定する人はいなくならないってことです。
人に好かれる人は感覚的にこれが分かっているので、否定されたら「ああ、10人中2人は必ずいる否定派にぶつかったんだな」と割り切れるって寸法です。
これが分かっていれば、否定されたからといっていちいちストレスを感じることは減りますよね。
好意の返報性が分かっている
例えば、女性に「あなたのことが好き」と言われたら、悪い気はしませんよね。
相手がタイプじゃなくても嬉しいと感じるのが普通だし、こっちも相手のことを人として好きになることが多いと思います。(恋人同士になるかどうかは別の話)
こんな風に相手に先に好意を示されると、こちらも好意を持ちやすいわけです。
人に好かれる人は自分が先に好意を示すと、それが返ってくることが分かっているんですね。
これを返報性の原理と言ったりします。
返報性の原理
人は他人から何らかの施しを受けた場合に、お返しをしなければならないという感情を抱くが、こうした心理をいう。この「返報性の原理」を利用し、小さな貸しで大きな見返りを得る商業上の手法が広く利用されている。
デパートで無料の試食を勧められるのはこれを狙ったものですね。
あなたも「タダで食べさせてもらったし、結構美味しかったから1つ買って帰ろうかな…」と思ったことが1度ぐらいあるでしょう。
人に好かれる人はこれを理解しているから、相手より先にさりげなく好意を伝えるのです。
まあ、会ったばかりの人に「好きです」と言ってしまうのは、ストーカーチックで怖いからやめておいた方がいいですが、うまい人はさりげなく「その服似合いますね、僕それ好きです」なんてことをサラッと言ったりします。
好意を伝えることも相手にとっては得の1つですからね。
「嬉しい」と思わせることは全部「相手にとっての得」と判断してOK。
好かれやすい人は『基本的に人間は“自分が得をしたい”と考える生き物だ』ということが分かっているので、好かれるために相手に先に得をさせます。
これが肝心要!人に好かれる人の6つの特徴
じゃあ、人に好かれる人には具体的にどういう特徴があるのか?
それが以下の6つです。
- 見た目に清潔感がある。
- 明るい笑顔
- 聞き上手であり、話し上手であること。
- 人のせいにしたり、悪口を言ったりしない。
- 人をコントロールしようとしない
- 見返りを求めない優しさがある。
挙げだしたらキリがないので、ひとまず厳選して6つにしました。
この6つをしっかりやっている人はかなり好感度高いですよ。
1つずつ見ていきましょう。
見た目に清潔感がある。
まず、超絶基本的なことから話しますが、見た目に清潔感がないと「話してみようかな」という気すら起こりません。
そもそものコミュニケーションが始まらないので、清潔感は一番最初に抑えるべきポイントになります。
髪型、服装、眉毛、鼻毛、体臭 etc…
ちゃんとケアしていますか?
僕は男性向けに第一印象改善のアドバイスをしていたりするのですが、鼻毛は要注意ですよ。
ほとんどの場合、女性は男性よりも身長が低いので、あなたの顔を下から見上げる状態になります。なので、鼻毛が出ているかどうかに気づきやすいんです。
ここ注意しておきましょう。
明るい笑顔
これまた「わざわざ言う必要があんのか?」と思うほど、基本的なことですが、やっぱり笑顔は大切です。
普段から、笑う習慣があまりない人は顔の筋肉が動きにくくなっています。
なので、笑顔を作っているつもりでも、相手からしたらほぼ真顔に近かったりしますからね。
実際に僕の身近にもそういう人はチラホラいます(苦笑)
相手に「冷静そう」とは「暗い」などの印象を与えがちな人は、いつもより30%増しぐらいの笑顔を心がけましょう。
聞き上手であり、話し上手であること。
「聞き上手であり、話し上手であること…」。
なんだか、めちゃくちゃハードル高く聞こえるかもしれませんが、難しいことはしてません。
- 口下手な人には、何か聞いてあげる(話を広げる話題を提供する)
- それでも話さない場合は、自分のことを話してあげる(自己開示をする)
これをすればOK。
「いやいや、それでもハードル高いって」
「てか、それは難しいんじゃん」
という声が聞こえてきそうですが、常に話を振って盛り上げろというわけではなくて、盛り上がる“キッカケ”だけを作ればいいのです。
イメージとしては、「その場の司会的役割に徹する」という感じでしょうか。
自分が盛り上がる話をすることよりも、相手に盛り上がりそうなネタを振って楽しんでもらう方が簡単だし、効果が高いです。
なぜなら、人間は「話がうまい人」よりも、「自分が楽しく話せた人」に好意を抱きやすいからです。
なので、相手が楽しく話せるような話題を振ることが重要なのです。
人のせいにしたり、悪口を言ったりしない。
人に好かれる人は何か悪いことが起こった時に、人のせいにしたり、悪口を言ったりしない特徴があります。
まあ、これも当たり前の話に聞こえるかもしれませんが、ここまで話してきた
- 清潔感がある
- 明るい笑顔
- 聞き上手であり、話し上手であること。
- 人のせいにしたり、悪口を言ったりしない。
これだけ揃っていたら、超人気モノになれそうじゃないですか?
少なくとも僕は確実に好きになりますね(笑)
やっぱりネガティブな発言が多い人には、誰だってあまり近づきたくないわけで。
まあ、反対に妙にテンションが高いポジティブ野郎も気持ち悪いので、その辺りはバランスが大事なのですが、人間ずっとポジティブではいられないでしょう。
浮き沈みは絶対ありますからね。
日々過ごしていたら嫌なことだってあるし、テンションが下がることも起こりますよね。
だから、“ネガティブじゃない”ってぐらいを基本バランスとして持ち合わせているのがいいですね。
人をコントロールしようとしない
人に好かれる人は相手が自分の思うように動いてくれないことを理解しています。
聞くと当たり前ですが、これもやるのは難しいですよね。
例えば、子供は自分のいうことを聞いてくれません。
そんなことはわかりきっているけど、やっぱり親と言えどもイライラしたりもします。
でも、「そもそも人は子供であれ、大人であれ、コントロールできないんだ」ってことが分かっていれば、変なストレスを感じることは減りませんか?
「見た目が大人だから、中身も大人なんだろうな」と思いがちですが、それは間違いです。
「見た目は大人、頭脳は子供」のおっさんも沢山いますよね?
人に好かれる人にはこの特徴があるので、達観して相手を見ているのだと思います。
だから、相手に優しくできるんですね。
見返りを求めない優しさがある。
『基本的に人間は“自分が得をしたい”と考える生き物だ』という話をしましたが、とは言っても相手に優しくしたら、思わず何か見返りを求めてしまいがちなのが僕ら人間ですよね。
しかし、ここまで話した通り人に好かれる人は『人間は“自分が得したい”生き物』というのが分かっているので、見返りを求める事自体がナンセンスってことを理解していますし、相手に優しくしたら返報性が働くってのも分かっているので、すぐ見返りを求めたりはしません。
たとえ何も返ってこなかったとしても、相手には「自分への信頼が貯まっているはず」と思うようにしている人が多いですね。
僕の身近にいる「好かれ方がエグい人」の例を1つ…
「相手を喜ばすことを当たり前の感覚として持つ」とある男性Aさんの話です。
彼は自分でビジネスをしているので、相手にメリットを与えることが当たり前の感覚として備わっています。
そんな彼の特徴は「極めて人に優しいこと」です。
…あ、これだとライターとして語彙力なさすぎですね(笑)
もっと詳しく言うと、「人に言いにくいことを伝えるのがうまい」というべきでしょうか。
例えば、僕は彼に「報連相がなってないから直してくれ」と言われたことがありました。まあ、平たくいうと僕が叱られたわけですが、こういう場面で彼は絶妙な伝え方をしてきます。
叱る+フォローのバランスが絶妙。
「お前の問題は報連相がなっていないこと。でも、俺が問題意識を感じているのは“そこだけ”なんだ」と。
こんな風に言われました。
もちろん、僕は軽く凹みはするし、反省もするんですが、ポイントは「そこだけなんだ」と言われたことです。こんな風に言われると「なるほど。そこだけを直せは後は問題ないってことか。じゃあ、ひとまずそれを改善できるように頑張ろう」と。
言われた後はそんな気持ちになりました。
彼はコンサルティングの仕事をしている関係で、普段からクライアントさんに教育や指導をする立場にあります。
僕もパートナーとして、一緒に仕事をしていますが、やはりクライアントさんに言いたくても言えないこと(言いづらい。もしくは、言ってしまうと傷つけてしまうこと)が沢山あるんですね。
「それを言ってしまったら、身も蓋もないだろう」ってことがたまにあるんですが、でもそういうことこそ大事だったりしますよね。でも、傷つけてしまうのも微妙…。かと言ってなにも言わないのも微妙…。
僕は彼の本心や葛藤や伝え方のバランスを考えている様をいつも見ているし、付き合いも長いのである程度考え方や理念も理解しているつもりです。
なので、これが自分が言われる立場になった時、僕はなるべくその辺りの背景も考えて受け取るようにしています。
具体的には、「少し深刻に」受け取るようにしています。
あ、もちろん、思いつめて考え込んでしまうとかそういうことではなく、彼が強く主張することに関しては、「これは重要なことなんだ」といつも以上に強く理解するようにしているって意味ですよ。
「人に言いにくいことを伝える時」というのはコミュニケーションの真価が問われる1つの場面です。
このバランスがうまい人に出会ったら、僕はその人をよく観察するようにしてます。
恐らく、こういう人は他の場面でも人に接する時のバランスがいい傾向が強いので。
他にも魅力的な部分はたくさんあるのですが、キリがないので今回は1つだけにしておきます。
まとめ|人は必ず誰かには嫌われているが、しかし、、、
どんなに人気者で人に好かれる人間でも、必ず誰かには嫌われています。
記事中盤でも説明したとおり、10人いたら必ず2人は意見が合わない人がいるって感覚を持つといいでしょう。
批判的な意見を持ってくる人は大抵、嫉妬からくる妬みを持っていたりしますし、そもそも相手のコミュ力が低いことでこっちの意図が伝わらないなんてこともあります。
だから、こちらでコントロールできないんですね。
し、そんなのに付き合ってたらキリがないです。
だったら、自分の信念にしたがって、人に好かれる人の特徴を真似しておけばいいですよね。
「相手に得をさせる人になる」ために行動していることを、とやかく言ってくる人がいたら、その人とは少し距離を置いた方がいいかもしれません(苦笑)
でも、相手にとってメリットのある人になることができれば、あなたは勝手に人気にもになっていきます。
ぜひ、試してみてください。
では、この記事はこれで終わります。
ありがとうございました。