どうも、MERISE編集部のTOMOこと雪田です。
この記事では自分をもっと好きになる自己肯定感の高め方についてお話ししていきます。
自己肯定感とは一言で言うと、「ありのままの自分を愛することができているかどうか?」ということです。
そこで自己肯定感が低いとどんな困ったことが起こるかというと、やりたいことができない、言いたいことが言えないので自分らしい生活が出来なくなってしまいます。
誰かに依存しなければいけない、それで余計苦しくなってしまって自分の人生つまらない・・・ってなってしまうので、本当によくないことばかりですよ。
才能を見つける上でも、より良い人生を歩んでいく上でも、テクニックよりも自己肯定感というのがベースで大事になってくるのでしっかりお伝えしていければと思っております。
この記事では、
- 自己肯定感とはなんなのか?
- 自己肯定感が低い人の特徴
- 自己肯定感が高い人の特徴
- 自己肯定感を高めるワーク
などをお話しています。
目次
そもそも自己肯定感ってなに?
そもそも自己肯定感ってなに?ってことなんですけど、
【自己肯定感】
自己肯定感(じここうていかん)とは、自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉であり、自尊心(英語: self-esteem)、自己存在感、自己効力感(英語: self-efficacy)、自尊感情などと類似概念であり同じ様な意味で用いられる言葉である。
(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
わかりやすくいうと、「自分には価値がある」とか「自分は大切な存在だ」と思う気持ちのことです。
冒頭でも言いましたが「ありのままの自分を愛することができているかどうか?」ということも言えます。
「そもそも、自分に価値があるのかなんてわからないよ。」
という方のために、これからその正体を明らかにしていきましょう。
日本人は自己肯定感が低い?
まず、こちらのデータなんですが、
内閣府が平成25年度に発表した日本を含めた7カ国の13〜29歳の若者を対象とした、「自分に満足しているか」という意識調査の結果です。(参考:内閣府「特集 今を生きる若者の意識〜国際比較から見えてくるもの〜」)
このデータからもわかる通り、日本人の2人に1人は自分に満足していないということがわかります。
また、国立青少年教育振興機構が行った、日本・アメリカ・中国・韓国の高校生を対象とした調査結果でも、「自分はだめな人間だと思うことがある」という質問に対して、日本人の72.5%が「とてもそう思う」「まあそう思う」と回答しました。
韓国(35.2%)
アメリカ(45.1%)
中国(56.4%)
日本(72.5%)
(参考:「高校生の生活と意識に関する調査(平成27年度調査)」より)
これらの結果を見ただけでも、いかに日本人が自己肯定感が低いのかがわかりますよね。
ではこれから、なぜ自己肯定感が低くなってしまうのか。
自己肯定感が低い人の特徴をお話ししていきます。
自己肯定感が低い人の特徴12選
自己肯定感が低い人の特徴を12個ピックアップしました。
自分にも当てはまっているものはあるかな、という視点で見てみてください。
- 自分はダメな人間だと思ってしまう
- つい頑張りすぎてしまう
- 他人の目を気にしすぎてしまう
- 褒められるのが苦手
- 他人の言動に腹を立ててしまうことが多い
- 嫌だと思うこともなかなか断れない
- プレッシャーに弱い
- 「~すべき」「~ねばならない」に縛られている
- 「言わなくてもわかってよ。」を求めてしまう
- 自分”ひとり”の時間が不安
- 表面上の「ニセモノのつながり」を大切にしている
- 本当の自分を知られるのが怖い
もう少し詳しく話していきますね。
自分はダメな人間だと思ってしまう
これは自己肯定感が低い人の典型的な特徴です。
「どうせ自分なんかには出来っこない・・・」
と決めつけて行動しなかったり、自分には価値がないと思い込んでしまったりと、深い人間関係を築くことを嫌う傾向にあります。
つい頑張りすぎてしまう
「自分がどうしたいのか?」よりも「相手がどうしてほしいと思ってるのか?」を考えて行動してしまいます。
相手の期待に応えるためについつい頑張りすぎてしまい、無意識のうちにストレスが蓄積していって、気づいた時には体を壊してしまっています。
他人の目を気にしすぎてしまう
自分がどう思われているのか常に気になっているので、例えば、職場の上司が不機嫌だったりすると、「あれ、私が何か悪いことしたのかな?」と自分が怒られている感覚になってしまいます。
もちろん職場の上司に限らず、誰か不機嫌な人がいると「えっ、自分のせいなのかな?」と、必要以上に他人の目を気にしてしまいます。
褒められるのが苦手
自分には価値なんかないと思っているので、誰かに褒められたりすると、「いやいや、そんなことないですよ」と、否定してしまいがち。
これだったら誰にでもありそうですが、本当に自己肯定感の低い人は心の中でも「もしかして下心があるんじゃないかな?」と、詮索してしまいます。
「本当に私は褒めてもらうような人間ではありませんから」と、自己否定で返してしまいます。
他人の言動に腹を立ててしまうことが多い
ちょっとでも他人と意見が食い違ったりすると、あたかも自分が否定された気になって人を攻撃的な目で見てしまいます。
心の底では自分が否定されるのが怖いので、自分が否定されないよう正論武装で相手を論破させ、自己防衛を図ります。
嫌だと思うこともなかなか断れない
「本当は飲み会になんか行きたくないんだけど、誘いを断れない・・・」
「別に面白くないけど、笑っておこう・・・」
断ると嫌われてしまうのではないか、相手に合わせておかないと嫌われてしまうのではないか、と嫌なのについつい合わせてしまいます。
プレッシャーに弱い
「はぁ、こんなことやりたくないな・・・」と、失敗することを恥だと考えているので新しいチャレンジに対して過度に恐れます。
人間本能的に誰でも新しいチャレンジは恐怖ですが、自己肯定感が低い人の特徴として『緊張』しやすいのです。
「周囲からどう思われるだろうか・・・」を過度に気にしてしまうので、そこからの緊張によって行動にブレーキが掛かりやすいのが特徴です。
「~すべき」「~せねばならない」に縛られている
これも自分の意見よりも、他人の意見を意識しすぎた結果起こってしまいます。
「普通はこうでしょ?」
「常識的に考えて〇〇するべき。」
「多くの人はこう考えているわけだから、〇〇しなければいけないよな。」
と、社会的な正しさを自分や相手に押し付けてしまいます。
「言わなくてもわかってよ。」を求めてしまう
「本当は一緒にいたい」と思っていても、断られるのが怖くて本音を言えず、相手が空気を読んで一緒にいてくれることを期待してしまいます。
しかし、黙っていては相手にはなにも伝わらない!
自分の気持ちは相手に伝えないとなにも理解してもらえませんし、あなたも同じだと思いますが、相手はあなたのことだけを考えているほど暇ではありません。
「自分自身含めみんな忙しいんだ、自分のことで精一杯なんだ」ということを心得ることです。
自分”ひとり”の時間が不安
常に誰かと連絡を取っていないと不安になってしまったり、いつも誰かと一緒に行動していないと不安になってしまいます。
そして、お互いの関係が密接になってくると、「この人が離れたらひとりぼっちになってしまう・・・」となってしまい、ひとりになることを避けるためについつい相手を束縛してしまいます。
若い男女のカップルによくあるケースというか、いい例でしょうか。
表面上の「ニセモノのつながり」を大切にしている
孤立したり、嫌われるのを恐れてしまったりと、合わない環境に無理して合わせてしまいます。
行きたくない飲み会や集まりに参加してストレスを溜めてしまう、ということをしてしまいがちです。
「断ったら嫌われてしまう・・・」という気持ちが勝ってしまうんですね。
本当の自分を知られるのがこわい
そもそも自分に価値があると思っていないので、自分の話をすることを極度に嫌がります。
「自分のことを知ったところで、どうせみんな離れていくんだ・・・」と、離れられるのを恐れてしまって、いつまでも深い人間関係が築けないんですね。
以上が自己肯定感が低い人の特徴です。
自分に当てはまっている数が多いほど、自己肯定感が低い人間なのです。
「うわっ、ほとんど当てはまってんじゃん。生きていけね・・・」
ってなる前に、これから自己肯定感が高い人の特徴も見ていきましょう!
自己肯定感が高い人の特徴7選
次に自己肯定感が高い人の特徴を7つにピックアップしたので見ていきましょう。
- 承認欲求が低い
- 素直に他人のいいところを認めることが出来る
- 自分の考え方・あり方に肯定的
- やりたいことが常にある
- 「~すべき」ではなく、「できたらいいな」くらいの感覚を大切にしている
- 客観的な考え方が出来る
- 本当のつながりを大切にしている
また詳しく話していきます。
承認欲求が低い
自分が自分のことを認めていて、価値があると思っているので、他者からの評価が気になりません。
要するに自分が自分のことを良いと思っているので、誰かに「変わってるね!」って言われても、「そう?」と、さほど気にしません。
↓↓承認欲求についてこちらの記事を参考にしてみてください↓↓
認められたい…。なぜ承認欲求が強くなってしまうのか?
ちなみに承認欲求とは、誰かに認められたいという欲求のことです。
素直に他人の良いところを認めることが出来る
基本的に、相手と自分の関係を勝ち負けで考えないので、相手のいいところを素直に感動出来たり、認めることができます。
「勝てば価値がある、負けたら価値がない」という感覚がないので、純粋に相手と自分の違いを受け入れることができるんですね。
自分の考え方・あり方に肯定的
自己肯定感の高い人は、自分を責めることがほとんどありません。
「こんな日もあるよね、良いこと悪いこと全て自分の人生だ!」
失敗しても、「まっ、いっか。」と思えて、恥をかいたときでも、「こんな自分も自分だ。」と肯定的に捉えることができるんですね。
やりたいことが常にある
様々なことに興味があって、それを実行する行動力が常にあります。
例えば、道を歩いている最中に、
「なにあの花、ちょーキレイじゃん!なんていう花なのか調べてみよ。」
・・・まぁ例えは微妙かもですが、こういう小さなことでも興味を示すような情熱的なイメージです。
こういう人ははじめてのことでも、あまりリスクを恐れずにどんどんチャレンジできます。
「~すべき」ではなく、「できたらいいな」くらいの感覚を大切にしている
失敗や恥をかくことに抵抗がないため、過度の執着がないんですね。
『0か100』みたいな考え方ではなくて、「何かにチャレンジすれば失敗は必ずあるだろう、自分の成長のためにいっちょ頑張るか!」こんな考え方ができます。
逆に『0か100』の考え方だと、失敗する可能性があると行動にブレーキを掛けてしまいます。
大切なのは、「できたらいいな」くらいの感覚でまず行動してみることです。
客観的な考え方ができる
失敗したときや相手に否定されたときは、やみくもに自分を責めることはせず、何が原因で今後どうしたらいいのか目先のネガティブな感情に流されずに客観的かつ建設的に考えることができます。
そのため同じ失敗を繰り返すことが少ないので、自分の成長に貢献してくれます。
本当のつながりを大切にしている
物理的な距離が離れていても、大切だと思う人のことを大切にできるんですね。
なかなか会えなくても、頻繁に連絡が取れなくても、変わらず相手のことを大切にできるので、常に素敵な人間関係に囲まれます。
以上で自己肯定感が高い人の特徴をお話ししてきたわけなんですけど、これを書いている最中に大事なことを思い出したので、そちらも今からお話ししていきますね。
自己肯定感を高めるために覚えておきたい3つの真実
世の中には自己肯定感を高める方法やワークが溢れています。
しかしこれを知っておかないと、自己肯定感を高める方法を知ったとしても、どれだけワークに挑んだとしても、意味のないものになってしまう。
むしろ今よりも自己肯定感が低くなってしまうなんてことにもなりかねません。
今からお伝えする3つのことを意識しましょう。
自己肯定感が高くても、落ち込むときは落ち込むを知る
今まで話してきた自己肯定感が高い人の特徴で、いつもポジティブで落ち込まない印象だったと思いますが、自己肯定感がいくら高くても落ち込むときは落ち込みますよ。
だって人間だもの。
これは天気で例えるとわかりやすいんですが、雨の日もあれば晴れの日だってありますし、風の強い日もあれば雪の日だってあります。
天気と一緒で僕たちの感情だって、良い気分のときがあれば、ひどく落ち込むときだってありますよね。
だって人間だもの。
自己肯定感が低い人は、雨の日に「なんで雨なんか降るんだよぉー!!!」と、雨という現実を受け入れることができません。
それに対して自己肯定感が高い人は、「ま、雨も降るよね。」と、雨という現実を受け入れることが出来るんです。
要は、感じ方が違うってことです。
自己肯定感が高い人にも低い人にも、同じように雨は降りますよ。
自己肯定感が高い人も低い人も、同じように気分が落ち込むときだってある。
ここかなり重要なんですけど、自己肯定感が高い人って落ち込んだ自分や落ち込んだ事実を否定しないということです。
どっしり構えている、みたいなイメージです。
自己肯定感を高めようとすればするほど、自己肯定感は低くなることを知る
実は、自己肯定感は、高めようとすればするほど低くなるんです。
「えっ?」
・・・
「は?今なんて?」
と思ったかと思いますが、安心してください。
厳密に言うと、間違えた高め方をするのがダメだってことです。
間違えた高め方をしてしまうと、ほとんど効果がないか、逆効果になってしまう。
例えば、自己肯定感を高める方法で、
「毎日寝る前に今日感謝できたことを10個リストアップしよう」
このようなワークを聞いたことがあるかと思いますし、巷で溢れかえっています。
あなたもどこかで聞いたことあるかと思いますが、このワークは自己肯定感の低い人がチャレンジするにはリスクが高いんですね。
ちょっと考えてほしいんですが、感謝したくないときや余裕がないときに
「感謝しようぜ!」
なんて言われても、
「うるせー、感謝なんてできるか。」
ってなると思うんですよね。
感謝の強要ほど不愉快なものはないと思います。
なので無理して自己肯定感を高めるという考え方は一旦「ポイッ」しちゃいましょう。
無理して高めようと思っても、逆に自己肯定感が低い人になってしまうということです。
”自己愛”と”自己肯定感”は全く違うものだと知る
たまに、過去の武勇伝を耳タコができるくらいに語ったり、自分がいかにすごいかを延々とアピールする人がいます。
「役職もらって今仕事が忙しいんだ」
「社長に気に入られてるから出世コース決定!」
「俺って仕事ができるからみんなが放っておかないんだ」
うん、それ別に口に出して言わんでもよくね?
って思うようなことを言う人、あなたの周りにもいませんか?
このように、自分がいかにすごいかを延々とアピールする人は、別に自己肯定感が高いというわけではありません。
これは自己肯定感の高さがそうさせているのではなく、「自己愛」の強さがそうさせています。
むしろこういった人は自己肯定感が低いです。
【自己愛】
うぬぼれ・自己陶酔・ナルシシズム
(出典:三省堂/大辞林第三版)
自己愛の強い人は、
- 恥をかきたくない
- 他人を見下すことで自分の価値を保とうとする
- 優越感を得るために人を軽蔑する
- 共感できない
という特徴があります。
つまり自己愛の強さはむしろ自己肯定感の低さの表れというわけなんですね。
本当に自己肯定感の高い人は、わざわざ自分からアピールはしません。
「俺ってすごいんだ」
「私ってすごいんだ」
自分に自信がないから他人に自分の存在意義をアピールするということです。
【自己肯定感を高めるために覚えておきたい3つの真実のまとめ】
- 自己肯定感が高くても、落ち込むときは落ち込むを知る
- 自己肯定感を高めようとすればするほど、自己肯定感は低くなることを知る
- 自己愛と自己肯定感は全く違うものだと知る
これから自己肯定感を高めるワークについてお話ししていきます。
自己肯定感を高めるワーク9選
自己肯定感を高めるワークを紹介していくんですが、1つだけ重要なことをお伝えしておかなければいけません。
それは、やりたくないワークは無理には行わないこと!
これだったら自分に向いてそうだな、と思うものを採用してみてください。
無理に自己肯定感を高めるようなことはしなくて大丈夫です。
では、僕がやりやすいと思ったワークから順番に紹介していきますね。
自分否定をやめて「これも自分なんだ。」と認める
自己肯定感を高めるために最も大切なことは、自己否定をやめることです。
ポジティブな言葉や肯定的な言葉が、健康食品やサプリメントだとしたら、ネガティブな言葉や自己否定は毒です。
例えば、健康志向が高いあなた。
健康食品やサプリメントをしっかり摂取している人でも、たったひとさじでも毒を飲んでしまえば、あっという間に健康は害されますよね。
それと同じくらい、自己否定は強いネガティブパワーを持っています。
ですので、肯定するしないの前に、自己否定をやめることが大切です。
自己否定をやめる効果的な言葉が、
「これも自分なんだ。」
仮に大きな失敗をしてしまったときに、普段なら「なんでこんな失敗してしまうんだろう。自分はなんてバカなんだ・・・」と思ってしまったとしても、「まっ、これも自分なんだ。」と呟いてみる。
この一言のすごいところは、否定も肯定もしていないところです。
ただ現状を受け入れている言葉なんですね。
もし、あなたが過去のことを思い出して落ち込んでしまっているのなら、「これも紛れもない自分。そんな自分を受け入れて今を全力で生きよう」と。
それだけでスーッとネガティブな感情がしずまってくるのがわかりますよ。
嫌なものとは距離をとる
イライラするもの、その場所、その人から距離をとってみること。
ポジティブなもの・時間・考え方を増やす前に、ネガティブなことを考えてしまったり自己否定に陥るきっかけを減らすことが大切です
自分自身を取り戻すために、合わないもの・場所・人から身を引く行為は決して逃げではありません。
全てを環境のせいにするのは問題だと思いますが、環境の要因は無視できないくらいの影響があります。
これから質問していくので、ちょっと答えてみてください。
Q1、今、合わないもの、場所はありますか?
例:現在の職場
学校
町内会の集まり
Q2、今、合わない人はいますか?
例:同僚の〇〇
上司の〇〇さん
酒癖が悪い友人の〇〇
どうでしょう?
もしいくつか回答が思い浮かんだら次の質問に答えてみてください。
Q3、その合わないもの・場所・人の中で今すぐ距離を置けるものはありますか?
今すぐでなくても大丈夫なので、距離を置けるようであれば、ぜひ距離を置いてください。
距離を置けない場合、受け流すというテクニック
そうは言っても、仕事関係の人や家族など、すぐに距離をおけない人もいるかと思います。
そんなときは、「受け流すテクニック」これはかなりオススメです。
批判してくる人に対しては、「なるほど、そういう考え方もあるんですね。」と返したり、
やけに干渉してくるような人には、「参考になります。自分なりにちょっと実践してみますね。」と返してみる。
ここで大切なのは、過剰に反応しないということです。
「自分の好きなものってなんだっけ?」をリストアップする
- 自分の好きなもの
- 自分の好きな場所
- 自分の好きな人
- 自分の心地いいと思える時間
をリストアップするという方法です。
ここからはポジティブ要素・肯定的要素が強いワークが増えてくるので、もしここからのワークが苦しく感じるようなら無理をして実践する必要はありません。
今までのワークを繰り返し行うだけでも十分効果が期待できますので。
それで、慣れてきたら実践してみるということでもいいかと思います。
今手元にノートやPCがある場合、書きながら、新しく専用フォルダを作って進めるとより効果的です。
- あなたの好きなもの・場所・人・心地いい時間をリストアップしてください
- リストアップしたもの一つ一つに、好きな理由を書く
- 心地いい時間を増やすためにできることを書く
このときに、
1つのもの、1人の人、1つの場所に偏りすぎてしまうと「依存」してしまう可能性があるので、できるだけたくさんリストアップしてみてください。
身近な人間関係を大切にする
自己肯定感が低い人ほど、どうにもならない過去のことや、自分の力ではコントロールできないような人間関係のことで思い詰めてしまったりと悩みがちです。
逆に、自己肯定感の高い人は、今できる範囲でベストを尽くせるので、結果的にどんどん人間関係も良好になっていき、自己肯定感も高まっていきます。
「コントロールできないものはできない」
これをしっかり理解しているんですね。
なので、どうにもならないことに目を向けるのではなく、今現在であなたのことを大切にしてくれている人を大切にするクセを身につけましょう。
↓↓人間関係のストレスで悩んでいる方は合わせてこの記事も読んでみてください↓↓
人間関係ストレスを軽減する3ステップ
「自分はどうありたいのか?」をはっきりさせる
自己肯定感を高めるために、他人の目を意識しての「〇〇すべき」をやめて、「自分はどうありたいのか?」をはっきりさせることが大切です。
とは言っても、「自分がどうありたいのか?」なんて最初はわからないと思うんですね。
そこで「あり方」を見つけるワークがあるので紹介します。
- 「自分は〇〇すべき」、この間の〇〇を埋めて文章を5つ作る。
例)
朝ギリギリに起きるのではなく早起きすべき
朝ごはんはしっかり食べるべき
車を運転するときは時間と気持ちに余裕を持つべき
お金の使い方に気を付けるべき
人には親切に接するべきこんな感じです。
あくまで僕の例なので、自分のオリジナルの文章を作ってみてください。
- 先ほどの文章を 「自分は出来るだけ〇〇したい」に作り直す。
例)
出来るだけ早起きしたい
出来るだけ朝ごはんをしっかり食べたい
出来るだけ車の運転には余裕も持ちたい
出来るだけ節約を心掛けたい
出来るだけ人に親切に接したい - 作り直した文章を口に出して読み上げてみる
違い分かりますかね?
「すべき」は命令しているようなキツめな口調なので、なんだかストレスになりそうじゃないですか?
さらに、「〇〇すべき」だと思っていることができないと、もれなく自己否定がセットでついてくるというデメリットがありますが、「できるだけしたい」は、してもしなくてもどちらでもいいという前提なので、そもそもストレスがかからないというメリットがあるんですね。
できなかったときは、「まぁ仕方ないか」くらいで済むので、自己否定に至る心配もありません。
少しでも早く、「できるだけ〇〇したい」というふんわり思考にシフトチェンジして、自分らしいあり方を増やしてみましょう。
「本当はどうしたいのか?」と自分自身に問うクセをつける
「本当はどうしたいの?」
「本当は何が食べたいの?」
「本当はどこへいきたいの?」
自己肯定感が低い人は、否定されるのが怖いので自分の意見をなかなか言えません。
例えば、友人と飲みの約束をしていて、
「どこの店いく?」
と聞かれても、
「お前の好きな店でいいよ!」
みたいな。
これは一見相手に合わせてあげることで心が広いように見えますが、ほとんどの場合「自分らしさを放棄」してしまっているということ。
だからと言って、いきなりすべてを自分勝手に好き放題やりだすのも違います。
「お前行きたい店ある?俺は今日焼き鳥をつまみに酒飲みたい気分なんだなー」
こんなように、まずは「本当はどうしたいのか?」を自分自身に聞いてみることです。
おそらくはじめは答えが思い浮かばないかもしれませんが、究極をいうと、あなたが人間である以上、想いや考えや意見は絶対にあります。
そして、答えが出てきたら先ほどのワークと合わせて、「自分は出来るだけ〇〇したい」と思っているんだな、と認識する。
例)今日飲みに行こうぜ!と友人からLINEで誘われた。
ここで「本当はどうしたいのか?」を問いてみる。
→昨日飲みに行ってたから、今日は家でゆっくりしたい。心の中で、
「なるほど、今日俺の体は家でゆっくりしたいと思ってるのか」と呟いてみる。そのあとは、どう返信するのか、友人に合わせてあげるのかはあなたの自由。
ポイントは、認識することが大事だということです。
自分自身との信頼関係を築く
自己肯定感を高めることは、自己信頼感を高めることでもあります。
自己信頼感とは言葉の通り、自分自身を信頼する、ということです。
では自分自身と信頼関係を築くためにはどうしたらいいのかというと、実はすごくシンプルです。
ちょっと質問に答えてください。
Q1、あなたは誰かと信頼関係を築きたいと思ったとき、どんな働きかけをしますか?
例)
相手の話をよく聴く
相手にウソをつかない
相手を強制しようとしない
相手が喜ぶようなことをする
コミュニケーションを積極的にとる
相手の大切にしたいものを大切にする
他人に陰口を言わない
これも僕が考えたものなので、あなたのオリジナルを作ってみてください。
あとは、 上記で挙げたものを自分自身に対して行うだけ。
例)
相手の話をよく聴く → 相手の話をよく聴く自分の心の声をちゃんと聴く
相手にウソをつかない → 自分の気持ちにウソをつかない
相手を強制しようとしない → 自分の気持ちを強制しようとしない
相手が喜ぶようなことをする → 自分が喜ぶことを考えて行動する
コミュニケーションを積極的にとる → 自分自身と頻繁に向き合う
相手の大切にしたいものを大切にする → 自分の大切にしたいものを大切にする
他人に陰口を言わない → 自分のことを悪く言わない
ここで意識してほしいのが、これも「すべき」ではなく、「こうしたいな」「できたらいいな」くらいの感覚ではじめてみましょう。
自分自身と対話してみる
人間は孤独に耐えることができません。
誰かと繋がりを感じていないと苦しいし、ストレスを感じカラダにも悪影響を及ぼします。
しかし、いつも誰かと繋がっているわけにはいきませんし、それでは依存になってしまいます。
それが許されるのは「赤ん坊」までです。
ここでの良い方法は、「自分自信と対話してみる」ということ。
朝起きて鏡の前で、「今日も一日頑張ろうぜ、俺」と。
夜寝る前に鏡の前で、「今日も一日頑張ったな、俺」と。
慣れたら自分自身と会話してみるのもいいですよ。
ドラマや映画の主役をイメージするとわかりやすいんですが、主役を中心にストーリーが展開されていくと思うんですね。
で、人生の主役はあなた!
これをイメージしながら普段生活するだけでも自己肯定感が高くなりますよ、まじで。
これ実際やってみてくださいとしか今のところ言いようがないんですよ。
もし、実家暮らしの人がこのワークをやっていて、家族にこれを目撃されてしまったと。
「あーうちの息子が。うちの娘が。とうとうおかしくなってしまったのね。」と心配されてしまっては、「もうこんなワーク二度とやってたまるか!」ってなってしまう恐れがあるので、周りに誰もいないことを確認してから実践してみてください。
自分自身に話しかけるのって実際恥ずかしい気持ちになりますが、これは自己肯定感を高めるために超効果的且つ超簡単なので、是非実践してみてください。
これは実際にやってみれば必ず効果を実感できますよ。
最後に
自己肯定感とは「ありのままの自分を愛することができているかどうか?」ということでした。
- 勉強ができない?
- 人よりも仕事が遅い?
- 親に愛されなかったダメな存在?
- 昔、みんなにいじめられてた?
- 人より給料が少ない?
- 自分で決めたことすら長続きしない?
- 誰にも言えない過去がある?
- 何度も人を裏切ってきた?
- たくさんの人を悲しませてきた?
これら全部ひっくるめて
「だからなに?」
と。
今はそんなこと全然関係ない、今をどう生きるか?
ということが一番重要だということです。
少しずつでもいいので、自分を認めるところからはじめてみましょう。
では、長くなってしまいましたがこれで終わります。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。