どうも、MERISE編集部のTOMOこと雪田です。
今や誰もが持ってるスマートフォン。
この前電車に乗ったときなんか、車両に乗ってたほぼ全員の人がスマホをいじっている光景を目の当たりにしたとき、
「今この人たちからスマホを取り上げたらどうなるんだろう・・・」
と、本気で考えたことがあります。
『スマホ依存症』
という言葉がある通り、スマホが当たり前となったこの時代だからこそ、
スマホとの付き合い方を間違えるとあなたの人生ヤバくなりまっせ!
という内容がこの記事になります。
これは別にスマホ自体が悪いと言いたいわけではありませんし、むしろ、使い方次第では超便利なものです。
撮りたいときにすぐ写真や動画が撮れるし、
わからないことがあればネット検索ですぐ解決するし、
ゲームや動画も無料で使えるし、
僕自身もスマホの恩恵を多分に受けてるわけです。
しかし、スマホとの付き合い方を間違えるとカラダに害でしかないということ。
今回はスマホ依存症になっていくとどのような症状が現れてくるのかということをお話ししていきます。
この記事では、
- スマホ依存症とは?
- スマホ依存度診断
- スマホ依存症による最悪の症状
- スマホとどうやって付き合っていけばいいのか?
などを紹介していきます。
目次
スマホ依存症とは?
気付いたら無意識にスマホをいじってた
という経験は誰にでもあると思いますが、最近ではかなりスマホ依存症が増えています。
FOMO:”Fear of Missing Out”
と言われる依存症があって、これってなにかっていうと、
「他の人は自分より楽しいことをしているのではないかと思う不安の気持ち」
を意味します。具体的には、
- SNSなどをチェックしないことによって自分だけが楽しいことを見逃してしまうのではないか?
- 情報やチャンスを逃して自分だけが取り残されてしまうのではないか?
というように不安になる感情を”FOMO”と呼びます。
このせいで、1日に何度もスマホをチェックしないと気が済まなくなるので、他のことに集中できなくなります。
要するに、スマホが体の一部のようになってしまっていて、どうしても手放すことができなくなってしまうというのがスマホ依存症のポイントになります。
トイレに行く時も、お風呂に入る時も、ご飯食べる時だって常にスマホ持ち歩いてるぜ!
って人はかなりキケンかも。
スマホ依存度をチェックしてみよう
今の自分はどのくらいスマホに執着しているのか知ってもらうためのチェックリストがあるので是非やってみましょう。
- トイレでスマホを触る
- いつも寝る直前までベッドでスマホを見ている
- よく歩きながらスマホをいじる
- 友人と話している時にもスマホをいじる
- SNSをチェックしないと気が済まない
- スマホを忘れたら、必ず取りに家に帰る
- ソーシャルゲームに高額課金
- スマホの見過ぎで肩こりや目の疲れ、手の痛みなどを感じる
- 思っていたよりも長い時間スマホを見続けてしまう
- スマホが見られないと退屈で他のことをやる気がおきない
いくつ当てはまりました?
これが多く当てはまっている人ほどスマホ依存傾向にあります。
スマホ依存は正式な精神疾患ではないので、
「こうなったらスマホ依存症です」
というような指標があるわけではありませんが、スマホに依存していくと”どのような症状が現れてくるのか”というのをこれから紹介していきます。
スマホ依存症による最悪の症状とは?
『スマホ依存症』なんて聞くと少し大袈裟に聞こえるかもしれませんが、今やスマホはあなたの1番身近な存在です。
家族よりも自分のスマホと一緒にいる時間の方が長いでしょうし、恋人や友人と一緒にいるより圧倒的にスマホと一緒にいる時間の方が長いでしょう。
それくらい欠かせない存在になったスマホとの付き合い方によってはあなたのカラダに害を及ぼします。
これからスマホとの付き合い方を間違えるとどのような症状が現れるのかお話ししていきます。
集中力が低下する
スマホに依存していると、
- スマホが目の届くところにないと心配
- スマホの通知に必ず気づく状態にないと心配
と不安になってしまう人がいると思います。
これってスマホに依存しているか依存していないかに関わらず多くの人にいえることなんですが、
結論から言うと、
スマホが近くにあるだけで集中力が途切れやすくなる
ということなんです。
それがわかる実験があって、アメリカの大学生548人を対象にした記憶力検査を行なった実験で、
【スマホを机の上に置いて記憶力検査を行なったグループ】
【スマホをポケットに入れて記憶力調査を行なったグループ】
【スマホを別の部屋に置いて記憶力調査を行なったグループ】
この3グループで調査を行なった結果、スマホを机の上に置いたグループの成績が最も低く、スマホを別の部屋に置いたグループの成績が最も高かったという実験です。
これってどういうことかというと、勉強しているときや仕事をしているときにスマホが机の上にあったり、人と会話しているときに自分の見える位置にスマホがあると、それだけで集中力がなくなってしまうんですね。
実際にスマホを触っていなかったとしても自分の近くにあるだけで集中力が減少するってこと。
「じゃあスマホを持つなってことか?」
ということではなく、今の時代スマホがない生活は無理だと思うので、
集中するときはその作業だけに集中、休憩するときにスマホを使うなど自分ルールを作りましょう。
要するに『メリハリ』が大事ってことですね。
肥満が進む
スマホを見ながら食事している人をよく見かけることがありますが、実は『ながら作業』をしながら食事をすると脳がそれに集中することができず、「あれ、今なんか食べたっけ?」と錯覚してしまいます。
それによって満腹感を得られなかったり自分の食欲をコントロールするのが難しくなってしまうので、つい食べ過ぎてしまうんですね。
- 「最近肥満気味だ・・・」
- 「ダイエットが続かない・・・」
と悩んでる人は、まず、食事中はスマホをいじることをやめて食べることにだけ集中してみてください。
脳に「今食事してるぞ」と強く意識させるだけでも驚くくらい早い満腹感が得られますよ。
是非取り組んでみてください。
疲労やストレスが回復しづらくなる
最近疲れが抜けなくて次の日に響く・・・
エナジードリンクに頼りがち・・・
このように、なかなか疲れが取れないと思う人は少なくないと思いますが、実は研究でも、家に帰ってからも仕事などの延長でスマホを使ってる人は、仕事のストレスや精神的な疲れというものが取れにくくなるということが示唆されています。
メールやSNSなどの通知が届くせいで、仕事関係の人とも常に繋がっていなければいけなくなる状況が続くと、仕事とプライベートの区別がつかなくなってしまい、一日中ストレスホルモンが分泌されてしまいます。
ストレスホルモン(悪いストレス)が体にどのような影響を及ぼすのかわかる記事がこちら
【人間関係ストレスを軽減する3ステップ】
一日中緊張感を保たなければいけない状態になってしまうので、家に帰ってからもリラックスできなくなってしまいます。
なので最近疲労やストレスが溜まっていると感じる方は、可能であればプライベートの時間はスマホと距離を置くことをオススメします。
そういう環境を自ら作るということも大事です。
焦りを促進する
スマホに依存すると、焦りを促進して時間が無くなっているような感覚にとらわれるようになってしまいます。
スマホやスマホのゲームには人間の脳の処理速度を早める効果があると言われています。
脳の処理速度が速まるのであればいいことのような気もしますが、実際にはこれには副作用が多くあって、人は時間が足りない感覚にとらわれやすくなるということ。
スマホを使いあらゆる手間を減らして時間短縮させるような効率の良い使い方をするのであれば良いのですが、ダラダラとスマホをいじる行為はどんどん自分の時間が足りないような感覚にさせてしまいます。
例えば、SNSやユーチューブを見てるときって、
「もうこんな時間経ったのか」
ということがよくあると思いますが、この時間が足りない感覚はかなりやばくて、これって癖付いてしまうために日常生活のパフォーマンスまでも低下させてしまいます。
つまり、普段よりも仕事を進めるスピードが遅くなるということです。
スマホのせいで、
「時間とは早く経ってしまうものだ」という錯覚が生まれる
↓
錯覚した状態で仕事をすると焦りを促進する
↓
仕事の効率がガクンと下がる
↓
仕事が出来ない奴になっていく
結論ダラダラスマホはやめましょうってことです。
不安や焦りの禁断症状
現代人のスマホ依存がかなりやばいというデータがあります。
例えば、禁断症状です。
スマホ依存で有名な研究があるんですが、2010年にメリーランド大学が行った実験で、200人の生徒を対象に24時間のいわゆるデジタル断食を行い、どのような症状が出るのかということをチェックしたところ、大半の人が不安や焦りなどの禁断症状が現れました。
「確かにスマホがないと生活に困るけど、依存まではしてないよ・・・」
っと思うかもしれませんが、ちょっと想像してみてください。
仕事の通勤中に携帯を家に忘れてしまった、家に戻る時間なんてない。
完全にやらかしたぜ、あちゃー。
まあ、これは僕が経験したことなんですけど、こういうときに限ってどうでもいい思考が巡り始めます。
大事な連絡来てたらやばいな・・・(これは普通か)
友達から今日誘いの連絡が来ても返信できないよ・・・
もし親が倒れたら連絡を受け取れないじゃないか・・・
とか、余計なことを考えちゃうんですよね。
現代人は自分が気づいていないうちにスマホに依存されていることは自覚しておいた方がいいでしょう。
自己コントロール能力が低下する
スマホ依存の人は常にスマホのことを考えているので、目の前の作業をしたり本を読んでいたりする時も、常にスマホのことを頭の片隅で考えながら行動をしています。
そうなるとマルチタスクの状態になります。
このマルチタスクの状態が良くなくて、自分をコントロールしたり感情をコントロールしたり、集中力を司る短期記憶(ワーキングメモリー)に対してダメージを与えてしまうということが分かっています。
その結果、自分をコントロールする能力が低下してしまい、刺激や誘惑に弱くなってしまうということが起こります。
これはマルチタスクの悪い例なので覚えておいてください。
コミュ力が低下する
これは研究でもわかっていて、
他人との会話の最中にスマホを取り出すだけでも相手と自分の間の信頼感や親密性が損なわれるんです。
これは誰だって嫌だと思うんですけど、自分が会話している最中に相手がスマホを触りながら話を聞いている状況って、
(こいつ話聞いてんのか、このやろー)
って思うはずなんですよね。
当然ですがそうなると相手との関係性に亀裂が入りやすくなってしまいます。
しかも、スマホ依存症になってくると他人の気持ちを読む能力が低下するという研究もあります。
依存している状況って、相手との会話中もスマホのことが気になってしょうがないので、話の内容が全く入ってこないという最悪の状況が生まれます。
それによって、相手の考えていることが分からなくなってしまい、余計なことを言ってしまったり無駄に喧嘩してしまうということにつながってしまい、人間関係に亀裂が入ってしまう。
夫婦関係や恋人関係なども、スマホ依存症によるコミュ力の低下によってネガティブな影響が起きてしまうのではないかともいえますよね。
親しい人がスマホ依存症になっているのかわかる方法があるんですが、
夫婦関係や恋人関係など親しい人がスマホを触っている時に、
「ちょっと話を聞いてほしい」
「ちょっといい?」
と声をかけて、スマホを触ったり今している作業を止めて、自分の話を聞いてくれるかどうかチェックします。
これを10回ぐらい聞いた時に、
10回の内、8〜10回その手を止めて話を聞いてくれた場合にはお互いの関係がうまくいく可能性は高く、5回以下ぐらいのレベルになってくるとその人は離婚したり破局する確率が上がるというデータもあります。
これは、相手がスマホを触っている時にランダムに時間をあけて10回ぐらい声をかけてその手を何回止めてくれたかということで、相手がどのくらいスマホに依存しているのかという指標にもなりますし、相手との関係性を予測することもできるかもしれません。
スマホなんかのせいで親しい人との関係が悪化する前にこのチェック方法はオススメです。
スマホとどうやって付き合っていけばいいのか?
スマホ依存がどれほど危険なのかわかったところで、これからどのように付き合っていけばいいのか?
今すぐできるオススメの方法を紹介していきます。
アプリを消去する
『スマホに触る理由を最小限に減らす』ということで、よく使うアプリを消すのもいい手ですね。
勇気がいるかもしれませんが、今まで話してきた”スマホに依存することで起こりうる症状”を思い出しながら、おもいきって削除してみましょう。
主にゲームアプリが多いのかなって思うんですが、消去する前に必ずといっていいほど、
「アプリを消したからといって、これから隙間時間をどう使えばいいんだ?暇になるぞ。」
って思うのかもしれませんが、そんなこと知りません。(笑)
少し乱暴な言い方ですが、”スマホに依存することで起こりうる症状”を重く捉えているのであれば、逆に消さない理由が思い浮かばないので「頑張ってください」としかいえないんですね。
時にはおもいきりも大事っす!
通知機能をオフにする
アプリ消去に今一歩踏み出せないという方は、とりあえず通知機能をオフにしてみましょう。
ゲームやらLINEなど通知が来るから気になって見てしまうんですよね。
通知がでていると何か他のことをやっていてもついついスマホを手に取ってしまいます。
じゃあ、いっそのこと通知が来ないようにしてしまいましょ!
iPhoneの場合だと「設定」→「通知」から簡単に設定できます。
どうしてもLINEの通知だけは見れないと不便な時はそれだけは通知来るように設定すればオーケーです。
おやすみモード
これはiPhoneにしかない機能ですが、おやすみモードにするのも有効です。
「通知機能のオフ」だと一個一個設定しなければいけませんが、このおやすみモードは全ての通知及び着信音もならないようになります。
何かに集中したいときはおやすみモードにする。
何時〜何時までおやすみモードという風に、時間設定もできますよ。
こちらも「設定」→「おやすみモード」から簡単に設定できます。
スマホ依存症にならないためには”適度な距離感”が大事
人間関係と同じで、スマホとも適度な距離感を持つことが大事だと考えます。
例えば、恋人がいるとして、四六時中べったりされたら自分の時間が作れないし、いくら相手のことが好きでも「そろそろウゼーな」って嫌になると思うんですね。
スマホとも四六時中画面と”こんにちは”してたら、
- 集中力が低下する
- 肥満が進む
- 疲労やストレスが回復しづらくなる
- 焦りを促進する
- 不安や焦りの禁断症状
- 自己コントロール能力が低下する
- コミュ力が低下する
という弊害があるってことでした。
もしあなたが今スマホと近い距離感にいるんだとしたら、
- アプリを消去する
- 通知機能をオフにする
- おやすみモード
これらを上手に活用して、是非『適度な距離感』を心掛けましょう。
それでは今回の記事はこれで終わります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。