どうも、MERISE編集長のJUNこと小林です。
モチベーションを上げて、行動力をアップさせるためには、行動の手数を増減させるのがGOODです。
- 必要アクションの数を減らすと行動が早まる。
- 必要アクションの数を増やすと行動が遅くなる。
人のモチベーションは上記の2つの条件によってアップしたり、ダウンしたりします。
モチベーションアップのために、目標達成に必要な行動の手数を減らしましょう。
目次
モチベーションアップの理論|なぜ手数を減らすことが有効なのか?
モチベーションアップ最大の敵は「めんどくさい」という気持ちです。
めんどくさいことはやりたくないですよね。
それは僕も同じです。
正直「めんどくさっ!!!」って思った瞬間、ボクはやる気が0になります(苦笑)
じゃあ、「めんどくさいをなるべく減らすにはどうしたらいいのか?」を考える必要がありますよね。
たとえば、勉強や仕事をしている途中でも、ついスマホをいじってしまう人も多いと思います。ふとした時間があると、SNSやメールをチェックしたり、ゲームをしてしまったり…。
こうなってしまうのはなぜか?
それは、すぐ近くにあるスマホを手にとって、画面をタッチするだけだからです。
つまり、行動の手数が少ないからなんですね。
僕らは、行動のアクション数が少ない方へ流れてしまう傾向があります。
サクッとできてしまうから、つい触ってしまうんです。
スマホを触ってしまうのは、仕事や勉強に集中したい人にとっては悪しき習慣だと思いますが、これは良く言えば「モチベーションが上がって行動した」とも言えます。
モチベーションを上げるために「アクション数が下がると、行動しやすくなる」という人の習性を逆手にとっちゃいましょう!
ダイエットにも効果的!小分け作戦!
クッキーで実験したら、小分けに包装しある方が完食までに時間がかかったという実験があります。(行動経済学者 ディリップ・ソマン と アマール・チーマによる実験)
試食調査の協力者に24枚入りのクッキーの箱を渡します。
- Aチームには、むき出しでクッキーが入っている箱を渡す。
- Bチームには、1枚1枚クッキーが個別包装されている箱を渡す。
結果!
Aチームは平均して6日間でクッキーを完食。
Bチームは平均して24日間でクッキーを完食。
引用:モチベーション大百科
つまり、必要なアクション数が減ると、行動が早くなる。
逆に、必要なアクションが増えると、行動が遅くなる。
ということです。
たとえば、ダイエットは食事を抑えて、運動を増やすという工程が必要になりますよね。
運動を増やしたい場合は、運動するまでのアクション数を減らすことです。
- ランニングシューズを玄関に出しておく
- ランニングする格好のまま寝る
- ランニングするコースを決めておく
食事を制限したい場合は、食べるまでのアクション数が多くなるように工夫した方がいいですね。
- 小さいスプーンで食べる(口に運ぶ回数を増やす)
- 盛り付ける器を小さくする(おかわりの回数を増やす)
- 自炊する(調理という作業を増やす)
これらが有効だと思います。
もちろん、そもそも論として、「痩せる気持ち」がないとダメですけどね(苦笑)
(↓個人的にメチャクチャ大切だと思ってることを言います。)
最近、いろんな人と会う機会が多いのですが、行動できない人に共通しているのは以下の2つです。
- 行動の中に「未体験が2つ以上」混じっている。
- 「未体験が2つ以上あると行動の妨げになる」ということに気づいていない。
アクション数が減ると行動力とモチベーションはアップします。
しかし、思考にも行動力というものがあるんですね。
「めんどくさっ」と思うか「とりあえずやってみるか」と思えるかどうかがその境目です。
あなたは、なにか達成したい目標があるから、モチベーションを上げて行動したいはずです。
その目標はわざわざ目標にすえるぐらいですから、今の自分には少しハードルが高いことをやろうとしているはず。
目標達成のためには、やったことがない新しい行動もしないといけないですよね。
- 未体験ゾーンに行く
- 未知の行動をする
この時点で必ず行動にブレーキがかかります。
モチベーションを上げて行動をラクにするためには、ぜひ未体験のことを分解してみてください。
そして、分解した小さな1つを無意識でできるようになることを目標にしてみてください。
たとえば、ランニングを習慣にしたい場合。
- 外に出る
- 走る
大きくわけるとこの2つになります。
だいたいの行動は初動に大きなパワーを使うので、まずは「毎日ランニングシューズをはいて外にでる」というのを目標にすることをオススメします。
これなら、毎日できますよね。
雨の日でも外に出たら2秒で帰ってくればいいです。
こうやって、「未体験ゾーン」を小分けにして、「体験済み」にし、習慣化することでかなりモチベーション維持がラクになりますよ。
モチベーションアップ!行動の手数を減らす簡単3ステップ
なにはともあれ、モチベーションアップには行動の手数を減らすことです。
以下の3ステップで行動の手数を減らして、モチベーションに頼らずに行動できるようになりましょー!
- ステップ1|「目標達成にどういう行動が必要か?」を考える
- ステップ2|したい行動の手数を減らす方法を考える
- ステップ3|手数を減らして、行動してみる
ステップ1|「目標達成にどういう行動が必要か?」を考える
今あなたには達成したい目標があるとしましょう。
まずは、その目標を達成するために、「どういう行動が必要か?」を考えましょう。
頭で考えると整理できないので、紙やスマホのメモ帳で文字におこすことを強くオススメします。
ステップ2|したい行動の手数を減らす方法を考える
なるべくモチベーションに頼らずに、考えた行動を習慣化するために、やりたい行動の手数を減らす方法を考えます。
- 行動するまでの、手数が多くないかどうか?
- もっと行動の手数を細分化できないかどうか?
などを考えることで、低いモチベーションでも行動できるようになるはずです。
こうすることで、気が乗らない日でも行動をやめずに続けることができるので、習慣化してきます。
習慣化したら、こっちのもんです。
ステップ3|手数を減らして、行動してみる
実際になるべく手数を減らして、行動してみましょう。
今話たとおり、目標達成には必ず習慣化が必要になってきます。
ホントは「目標達成には必ず習慣化が必要になってきます」なんてつまらないことは言いたくないんですが、やっぱり習慣化大事なんですよね。
で、習慣化って難しいのは「習慣になるまで」です。
ほとんどの人は大きな行動(アクション数が多い行動)全部を一気に習慣化しようとしますが、それはマジで難しいです。
それは、いきなりフルマラソンを習慣化しようとしているのと変わりません。
なので、まずは初動だけ(ランニングシューズを履くだけ)を習慣化してみてください。
モチベーション向上のためには「手数を減らす作戦」が有効【まとめ】
モチベーションを上げるためには、目標達成に必要な行動の手数を減らすことが大切です。
- 必要アクションの数を減らすと行動が早まる。
- 必要アクションの数を増やすと行動が遅くなる。
人にはこういう原理が働くので、やりたくない行動はアクション数を増やす。やりたい行動はアクション数を減らすという対策をとってみてください。
では、最後にもう一度まとめておきます。
- ステップ1|「目標達成にどういう行動が必要か?」を考える
- ステップ2|したい行動の手数を減らす方法を考える
- ステップ3|手数を減らして、行動してみる
まずは、「目標達成にどういう行動が必要か?」を考えましょう。
手数が減ることで、低いモチベーションでも行動できるようになります。
ぜひ試してみてください。
では、今回はこれで終わります。
ありがとうございました。