どうも、MERISE編集部のTOMOこと雪田です。
人間の基本的な欲求に『承認欲求』というものがあります。
簡単に言えば、社会生活の中で他人から「認められたい…。」と感じる欲求です。
例えば、
- 自分の頑張りを上司に認めてもらって出世したい
- SNSで『いいね』をたくさんもらいたい
- 友達や恋人に『すごい』と思われたい
こんなふうな欲求です。
しかし、承認欲求が強い傾向にあると”人間関係がうまくいかない”なんてことに悩まされます。
「じゃあどうしたらいいのか?」
ということで、この記事では、
- そもそも承認欲求とは?
- 承認欲求が強い人4つの特徴
- 承認欲求が強くなる5つ原因
- 承認欲求を満たす方法
- 承認欲求が強い人への克服法
をお話ししていきます。
人間関係を良くしていくためには、まず相手の承認欲求を分析するのが手っ取り早いです。人間の基本的な欲求である『承認欲求』を理解できれば、職場、恋愛、友人など…の人間関係に活かすことができるようになります。
そして、自分自身の『承認欲求』を分析すれば、コミュニケーションの改善にも役立ちますよ。
目次
承認欲求とは?
承認欲求とは他人に
- 自分の考えを理解してもらいたい
- 自分が役に立つ存在であることを認めてもらいたい
- 大切に扱われたい
- ひとりの人間として認知されたい
と感じる欲求のことです。
承認欲求が満たされると、自分に自信を持つことができます。
そして、この欲求が強い傾向にある人は、自分のSNSへの『いいね』通知が来るたびに、すぐにスマホを開いてチェックしてしまうような人が多いです。
(あっ、私だー)
・・・というのは一例ですが、簡単に言えば他人から認められたいという感情の総称です。
- 褒められたい
- ひとりの人間として認知されたい
といった欲求のことです。
承認欲求は誰にでもある
承認欲求は、大人から子供まで誰にでもある欲求です。
例えば、小さな子供が
「たくさんおもちゃ買ってもらったんだ~!」
「○○ちゃんよりもピアノ上手に弾けるよ!」
「僕はクラスで一番サッカーがうまいんだ!」
と自慢したりする姿を見かけたことがありますよね?
友達や部活の先輩、先生に認めてもらいたいと感じるし、社会に出れば同僚や上司、尊敬する人に認めてもらいたいと感じるのは普通です。
このように、人はとにかく自分のことを他人に理解してもらいたいし、大切に扱われたいと感じる生き物なんですね。
芸能人、モデルになって有名になりたい!
と思うことも承認欲求の表れです。
承認欲求はマズローの欲求5段階説の4番目に登場する欲求
「承認欲求」は、マズローの欲求5段階という、ピラミッドのように構成されている人間の欲求の階層の中にある一つです。
マズローの欲求5段階の中身は、
- 第一段階 生理的欲求 (食欲・睡眠欲など本能的な欲求)
- 第二段階 安全欲求 (安全な暮らしがしたいという欲求)
- 第三段階 社会的欲求 (友人や会社から受け入れたいという欲求)
- 第四段階 承認欲求 (他者から認められたいという欲求)
- 第五段階 自己実現欲求 (あるべき自分になりたいという欲求)
となります。
例えば、今の日本だと99.9%の人が生理欲求は満たされているはずです。
安全欲求もほとんどの人が守られていると思います。
社会的欲求になってくると、「集団に属したい」とか「仲間が欲しい」という欲になるので、「友達がたくさんいる」や「大好きな恋人がいる」や「家族がいる」という状態で欲が満たされます。
承認欲求は「認められたい」という欲になるので、
- 仕事での評価、
- 友人からの評価、
- 家族からの評価 etc…
これらを感じることで欲を満たせますが、現代の日本人が最も不満を抱きやすかったりする欲求でもあるんですね。
2つの承認欲求『他者承認欲求』『自己承認欲求』
承認欲求は「対象は誰なのか?」によって、2つのタイプに分けられます。
- 他者承認欲求
- 自己承認欲求
他者承認欲求とは?
他者承認欲求とは、他人に認められたいと思う欲求のことです。
- 会社で出世して社会的地位や名誉を得たい
- SNSで『いいね』をたくさんもらいたい
要は、注目されたいという欲求ですね。
しかし、この他者承認に偏りすぎてしまうことはかなり危険なんです。
例えば、自分を認めてもらおうと嫌な仕事も引き受けて頑張っているのに、自分が思った評価が得られなかったらガッカリすると思うんですね。
このように、自分の存在価値を他人からの評価に依存してしまうと、他者からの承認を得るために自分の感情を押し殺したり、自分を犠牲にしてしまうという可能性があります。
芸能人が突然「普通の生活に戻りたい」という理由で引退することを耳にしたことがあるかと思いますが、これは他者承認のために無理をしていたのかもしれないということですね。
自己承認欲求とは?
自己承認欲求とは、自分で自分を認めたいという欲求のことです。
- 技術を磨きたい
- 能力を磨きたい
- 自分への信頼を高めたい
要するに、自分の存在価値を自分で高めて、自分自身を認めるということですね。
この承認欲求を満たすことができれば心から満足感を味わうことができます。
この自分への理想が高すぎたりすると、現状の自分に不満を感じて自信を失うことにもつながってしまいます。
例えば、「今の会社を辞めて、独立企業するんだ!」と意気込んだのに、結果に結びつかず「独立企業なんて夢のまた夢だったのか・・・」なんて意気消沈してしまう、みたいなことです。
自分に自信を失うと、他者に承認を依存しやすくなります。
承認欲求が強い人の特徴:4つのパターン
誰しもが持っている承認欲求も強くなれば特徴として表れるので、欲求が強い人とそうでない人は見分けやすいでしょう。
ここからは承認欲求が人一倍強い人の特徴について、
『性格』『行動』・『恋愛』・『SNS』
この4つにカテゴリーに分けて紹介していきます。
承認欲求が強い人の特徴:性格編
承認欲求が強い人は少々困った性格をしている人が多いため、できれば関わりたくないと思う人が多いはず。
周囲の承認欲求が強い人を思い浮かべながら確認していってください。
1.すぐ調子に乗る
承認欲求が強い人は、とにかく人から褒められようと一生懸命。
人から褒めてもらえれば嬉しくなるのと同時に、褒めてもらえたことですぐ調子に乗ってしまうのが特徴ですね。
それが繰り返されることで、自分自身の評価が過剰に高まって「やっぱり自分は凄いんだ」と自惚れる。
これ厄介ですよねー。
2. 目立ちたがり屋
承認欲求が強い人は、どんな場面でも自分が目立とうとします。
例えば、居酒屋で一緒に飲んでいる友人はいつも自分のことばかり喋っている、こんな人いませんか?
自分の話をしようとすると、話を割ってきてまた自分の話をしだすみたいな。
それは目立つことで他者からの視線を独り占めできて、認められていると感じられるからなんでしょうね。
とにかく、他人よりも注目されたい性格であるため、時には悪い意味で目立とうとする人も少なくありません。
承認欲求が強い人は、自己顕示欲も同じように強い人が多い傾向にあります。
3. かまってちゃん
認められたいという気持ちが強いあまり、他人に相手をしてもらうのを強要しがちなのも承認欲求が強い人の特徴です。
例えば、
- 「メールの返信遅いよー。」
- 「明日の休み何してるの?」
- 「次いつ会えるの?」
これが相手の都合を考えず、一方的に構ってもらおうとする姿というのはかまってちゃんと表現できると思います。
承認欲求が強くても構うのを強要されなければ特に問題ありませんが、承認欲求が強い人は揃ってかまってちゃんな性格をしている人が多いため、取り扱うのには手を焼いてしまう・・・
なんて経験がある方は多いのでは?
4. プライドが高い
承認欲求が強い人は、「他人よりも優れていたい」という思いを強く持っています。
そのため、自尊心を傷つけまいとプライドが高くなってしまい、他人と比較してしまいがち。
例えば、
- 「君は、どこの会社に勤めているの?」
- 「私、有名人の知り合い多いんだよねー」
- 「俺は昔、女にモテモテでチヤホヤされたもんだ」etc…
特に年収や異性からのモテ具合を他人と比較している人が多かったりします。
承認欲求が強い人は自尊心が低いからこそ他人よりも自分を守ろうとして、反比例するようにプライドも高くなっていくんですね。
5. 自尊心が強い
いくら自分の評価が高くても、周囲からの評価が伴っていなければ満足できない人も多いです。
そのため、自尊心が強い人は同時に承認欲求も強くなってしまいがち。
自分だけが「自分は凄い」と思っていても、周囲から思われなければただの勘違い野郎になってしまうので、自己防衛のために承認を求めます。
反対に、自尊心が弱すぎる人も同様に承認欲求が強くなりがちです。
6. 家族のことが大好きすぎる
承認欲求が強い人にとっては、家族は自分を認めてくれる最大の味方です。
それ故、家族に対する愛情が人一倍強い傾向にあります。
両親や兄弟の誕生日には必ずプレゼントを渡したり、休日には家族で外出したりしている姿がいい例でしょうか。
他人からでも一目で分かるほど家族愛が強いのは、承認欲求が強い人ならではの特徴です。
承認欲求が強い人の特徴:行動編
承認欲求が強い人の行動ですが、認められたい欲求が強ければ必ず行動にも表れるので、承認欲求が強いかどうか見分けてみてください。
1. 嫌なことがあると、すぐに落ち込む
承認欲求が強い人は叱られたり、冷たくされたりされると「人格を否定された」と感じてしまいます。
人からの評価が何よりも大事なので、一般的には気にするようなことでない反対意見や反応にも敏感になってしまい、その度に落ち込んでしまいがち。
嫌なことがあれば誰しも落ち込んでしまうものですが、その嫌なことが人よりも多く、落ち込みやすいのが承認欲求が強い人ならではの行動です。
2. 人付き合いが広く浅くの人
フットワークが軽く、人付き合いが良いのも承認欲求が強い人の特徴ですね。
人に囲まれれば「友達が多い自分は周囲から好かれてる」と承認欲求が満たされるため、多くの人と仲良くしようとします。
そのため、交友関係は非常に広いですが、親友と呼べるほど関係が親密な友達は少ない傾向にあります。
人付き合いが非常に広くて浅いのは、承認欲求が強い人の特徴といえるでしょう。
3. 仕事や勉強を頑張るエネルギー源が他人の承認かどうか
周りが褒めてくれたり努力を認めてくれたりするのならいくらでも頑張れる、という人は承認欲求が強い人かもしれません。
「いやいや、それって多くの人に当てはまりそうだけど」
確かにその通りなんですけど、ここで言いたいのは、人からの承認が力の源となっているかどうかです。
人からの承認が1番の力の源となっていると、周囲から認められなければやる気は起きなくなってしまいます。
特に仕事の面では、能力を認めてくれず重要な仕事を任されないことに嫌気がさして退職、なんて人も多いようです。
4. 自慢話が多い
周囲から認められるには、自分にはどれだけの魅力があるのかを知ってもらう必要がありますよね。
そのため、承認欲求が強い人は、聞いてもいないのに自慢話をしてきたり、口を開けばいつも自慢話だったりします。
人から「凄い!」と褒めてもらいたいがため、ついつい話を盛ってしまうのもしばしば・・・
しかも自慢話をする人の特徴として、他人の自慢話は嫌うので、相手の話を聞こうとしないのも特徴です。
困ったものだ…。
5. 人にアドバイスをしたがる
他人を下に見て自分の価値を相対的に高めようとするのも、承認欲求が強い人ならでは。
そのため、求めてもいないのに上から目線でアドバイスしてくるのも少なくないです。
- 「ここはもっとこうしたほうが効率いいんだよ」
- 「あーっ、そんな事しちゃダメだって。ここはこうやって・・・」
みたいにアドバイスすることで「自分が教えてあげた」と優位に立ってるのを実感したいので、アドバイス通りに行動すれば非常に満足して嬉しそうにするのが特徴ですね。
6. 人の話をきちんと聞こうとしない
さっきも出てきましたが、承認欲求が強い人はとにかく自分の話をするのが最優先。
話をして他者から認められる必要があると考えているので、自分の話がしたくて仕方がなく、他の人の話は聞こうとしません。
表面上は話を聞いているように見えても、いつ自分が割り込んで自分の話ができるかだけを考えているので、他人の話はあまり頭に入っていないのが特徴っす。
困ったものだ…。
承認欲求が強い人特徴:恋愛編
職場や学校では普通のように見えても、恋愛の場面で承認欲求が強くなってしまう人も少なくありません。
こういった人と付き合うと苦労するケースが多いので、見分けられるように特徴を知っておきましょう。
1. 恋人を束縛しがち
承認欲求が強い人にとって恋人は自分を認めてくれる一番の存在であるため、絶対に手放したくないと考えています。
そのため、恋人が他所へ行ってしまわないように、束縛して心身共に自分の元へと留めようとしがちです。
異性がいる飲み会への参加を禁ずるのはもちろん、同性だけでの飲み会も禁止するなど、過度な束縛をしてしまうケースが多いです。
本人に自信がないのも重なって、恋人のことを心から信用できていないんですね。
2. 嫉妬しやすい
自分が一番でなければ気が済まないのが承認欲求が強い人なので、当然恋人にも自分だけを見て欲しいと思ってしまいます。
恋人が自分以外の異性を認めるなんてことは許せないため、異性と話したり、連絡したりしていれば狂ったように怒ってしまうでしょう。
その反面、多くの人から認められたいと思っているため、自分は平気で異性と仲良くしたり、時には浮気をしたりしてしまうなんてことも・・・
嫉妬しやすく、自分は良くても相手はダメなのが承認欲求が強い人の特徴といえるでしょう。
3. パートナーに愛情を確かめがち
承認欲求が強い人にとって、一番恐れているのが恋人が自分の元から去ってしまうことです。
恋人が冷めてしまえば振られてしまう可能性が生じ、心に傷を負ってしまうため、好かれるように努力しているでしょう。
同時に、どれだけ愛情を持ってもらえているかが気になって仕方がないため、頻繁に恋人の愛情を確かめようとします。
その気はないのに別れ話をして反応を見るなんてのも多く、縋られることで愛情を確認しているのでしょう。
承認欲求が強い人の特徴:SNS編
SNSが一般的になった世の中だからこそ、こういった特徴を持った方が多く見受けられます。
投稿を見ればすぐに見分けが付きますよ。
1. 頻繁に投稿する
承認欲求が強い人は、とにかく注目されて反応をもらいたいと思っています。
そのため、できる限り他人の目につくように、どんなに些細な出来事でもSNSに投稿しているのが多く見られるでしょう。
また、思うような反応が得られなければ、とにかく反応が欲しい一心で話を盛ったり、完全な作り話をしたりと内容がエスカレートしていくのも珍しくないです。
2. 自撮り写真をUPしがち
承認欲求が強い人にも様々な人がいますが、SNS上では自分の容姿を認められたい人が多い傾向にあります。
現実世界ではなかなか褒めてもらう場面が少ないので、SNS上での承認を求めてしまう。
加工アプリで撮った自撮りが流行っていたり、斜め上からの自撮りが多いのも、できる限り良く映った自分を見せて反応を得たいことが伺えます。
承認欲求が強くなる5つの原因
承認欲求の強い人も生まれた時から欲求が強い訳ではなく、何らかの原因があって強くなってしまったのがほとんど。
どういった原因を背景に持っているのか、承認欲求が強くなる代表的な原因を5つ紹介していきます。
SNSの使いすぎ
今やSNSが普及したことでTwitterやInstagram、LINEのタイムラインなど、使っていない人の方が珍しいですよね。
SNSは人からの反応が直接的で承認欲求が満たしやすいため、特に若者はSNSに依存しやすい傾向にあります。
多くの人から手軽に好意的な反応を受けるのが当たり前になってしまっているので、それに連れて承認欲求も高くなっています。
世間を賑わせた、アルバイトによる不適切な動画がSNSにアップされて問題になっていたのも、SNSで承認欲求を満たそうとしたからだと言えそうですね。
過度な愛情を持って育てられた
幼い頃から何をしても「可愛い可愛い」と周囲に甘やかされて育てられれば、人から認められるのが自分の中で当たり前になってしまいます。
それが大人になるに連れて周囲から以前のようには認められなくなってしまうので、空いた穴を埋めるように承認欲求が強くなってしまうのです。
こういった原因を持つ人はわがままで自己中心的な性格になりやすく、承認欲求の満たし方も乱暴である傾向に見られます。
親からの愛情が不足していた
幼少期に親から愛情を受けることで、自己肯定を覚えて自信を持てるようになるものです。
一方で、愛情が不足してしまうと「自分は必要とされていない」と感じてしまい、自己肯定ができなくて自信を持てない大人へとなっていきます。
自分では自身の存在価値を見い出せないので、周囲から認められるしか自分の魅力を確認できないでしょう。
そのため、他人から認められたいという承認欲求が、人一倍強くなってしまいます。
失敗経験がトラウマになっている
どれだけ立派な人でも、大きな失敗をしてしまえば自信を失って自己評価も低くなってしまうでしょう。
失った自信を取り戻すには他人から認めてもらうしか方法がありませんので、承認欲求も自然と強くなってしまいます。
大きな失敗をしてしまえば誰でも承認欲求が強くなってしまうとも考えられ、今は承認欲求が強くない人も決して他人事だとは言えないでしょう。
褒められたことが少ない
人は他人から度々褒められることで自信を保ち続けられます。
そのため、そもそも褒められた経験が少なければ、自信を身につけるために他者からの承認を求めてしまうのも当然です。
特に幼い頃の影響が大きく、幼少期に周囲から褒めてもらえなかった人は、大人になってから不足分を補おうとして褒めてもらおうと全力を尽くします。
承認欲求を満たす方法
承認欲求が思うように満たされなくて日頃から辛いと感じる・・・
そんな方のために、承認欲求の適切な満たし方を紹介していきます。
決して「認めてくれない周囲が悪い」と人のせいにしないように、自分で満たすことを目標にしましょう。
他人から認められるよう努力する
「自分は周囲から認められていない」と強く感じているのなら、まずは見える価値を作ってみる。
例えば、
- 筋トレ、ボディメイク
- ダイエット
- 見た目改善(髪型、ファッション、香水)etc…
他にもいろいろありますが、自分の努力次第で見た目はすぐに改善できるので、周りから指摘してもらえますよ。
「あれ、ガタイよくなったな」
「ん?少し痩せた?」
「なんかオシャレになったね」
こんな感じに直接指摘してもらえると、嬉しいし、もっと頑張ろうとモチベーションも上がります。
他人に感謝されることをする
他人に認められるのを求めるなら、まずは自分から相手に与えてあげましょう。
小さいことでもいいんですよ。
まずは、
- 車の運転だったら道を譲ってあげたり
- エレベータだったら、「何階ですか?」と聞いてあげたり
- 家族の手伝いをしてあげたりetc…
『ありがとう』の言葉は、直接言われることによって想像以上に嬉しい気持ちになります。
良いパワー貰えますから。
人に認めてもらいたいなら、まず小さいことでもいいので”1日5回他人に感謝されること”をしてみましょう。
自分を褒める
人から認められたいと願うのは、自分で自分を認められていない証拠です。
そのため、自分を認めてあげられるように何かを達成したら、まずは自分で自分を褒めてあげるようにしましょう。
さっき『他人に感謝されることをする』と言いましたが、他人に感謝されることをしたら、
「さすが俺!」
「さすが私!」
と、自分自身褒めてあげることから始めてみましょう。
周囲はそんな努力すら気付かないかもしれませんが、せめて自分だけでも「よくやった」と褒めてあげて気持ち、これかなり大事です。
それを繰り返せば、周囲から認められなくても平気でいられるようなしっかりとした自信が身に付いていくはず。
承認欲求が強い人への克服法
承認欲求がある限り、人に認められたいという気持ちはなくなりません。
そのため、「承認欲求をなくしたい」と考える方も多いですが、人間には元々備わっているものですので承認欲求がない人になるのは不可能です。
しかし、強すぎる承認欲求を和らげる方法はあるので、悩みから解放される克服方法について紹介します。
全ての人から好かれるのは無理と考える
承認欲求が強い人は、「全ての人から好かれたい・良く思われたい」と思っているはず。
しかし、人には人の好みがあるので、全ての人から好かれるのは不可能なんですね。
そのため多くの人からではなく、自分が「好きな人からのみ好かれればいい」と思えるような考え方にシフトしてみましょう。
その他の人以外には「嫌われても構わない」と思えるくらいになれれば、気持ち的にかなりラクになれますよ。
他人に期待しすぎないようにする
人から認められたいと思うのは、認められることによって「他人から大切に扱ってもらえる」と感じているからではないでしょうか?
しかし、他人は認めたとしてもそれだけで終わってしまい、認められたからといって特に生活に変化は訪れません。
良くも悪くも他人に期待しているのが承認欲求が強い人なのですが、他人も自分のことで精一杯で他の人に構っていられるほどの余裕はないです。
思い通りには他人は期待に応えてくれませんので、最初から期待しすぎないように意識しましょう。
ありのままの自分を受け入れる
承認欲求が強い人は、何かしらのコンプレックスを持っているはず。
負の部分を持っているからこそ自信がなくなって人から認められようとしてしまうので、マイナスな部分も自分の個性だとありのままの自分を受け入れることがかなり重要になってきます。
どんな人にもコンプレックスはありますが、多くの人はありのままの自分を受け入れられています。
多くの人にできるなら、「自分にもきっとできるはず」と自信をもって、弱い自分と向き合ってみるのもいい手です。
まとめ
最後に『承認欲求』とは、他人に
- 自分の考えを理解してもらいたい
- 自分が役に立つ存在であることを認めてもらいたい
- 大切に扱われたい
- ひとりの人間として認知されたい
という欲求です。
そして、その欲求は誰にでもある基本的な感情なので、認められたいと思うのは当たり前のことです。
しかし、承認欲求が強すぎてしまうと、生き辛さを感じ、悩み苦しんでしまいます。
承認欲求がない人は存在しないように、承認欲求を完全になくすのは不可能ですが、和らげるのは考え方次第で十分可能だということ。
自分が生きやすいように、強く自信を持って承認欲求と上手に付き合っていきましょう。
では、これで終わります。
長い記事読んでいただきありがとうございました。