どうも、MERISE編集長のJUNこと小林です。
今回は誰もが喉からでが出るほどほしい時間管理術についてです。
時間とは人が死ぬまでに与えられた人生の通貨のようなもので、お金と違って貯めることや増やすことができない、どんな人でも上限は決まっているというのが特徴です。
タイム・イズ・マネーとも言われますが、
- 貯めることができない
- 増やすことができない
などを考えると価値としてはお金よりも時間が上です。
この記事では、
- 時間管理をうまくやるための前準備
- 「時間マトリックス」と「集中作業」と「非集中作業」のバランス
- 時間管理の4つのコツ「集中力が高い時間とはいつなのか?」
- 作業中に出てくる雑念を排除する4つの方法
- 時間をうまく管理するため具体的な7つのポイント
- 疲れた脳をリセットする方法
- うまく管理するためのオススメの本
などについて書いてあります。
人生のストレスは「人間関係」と「時間」に関わるものがほとんどだと言われています。
時間に追われるストレスが減るだけで人生が大分幸せになるはずです。ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
【1】時間管理とは
時間管理(Time management)とは「時間をやりくりすること」です。
《〈和〉time+management》時間管理。時間のやりくり。
引用:コトバンク
自分の給料をやりくりするのと同じで24時間という時間をやりくりするのが時間管理術の基本になります。
少ないお金で家計をやりくりして貯金をするのと同じで、少ない時間の中からやりくりして自由時間を生み出すのが時間管理術です。
- 24時間という時間をいかに効率的に使うか?
- 24時間という時間の中でどれだけ多くの仕事ができるか?
時間を増やすことはできないので、1つの仕事をやるのに1時間かかっていたことをどうやって30分で終わらせるか?を考えることが時間を管理するということです。
【2】時間管理がうまくやるための前準備
では、まずは時間管理がうまくやるための前準備です。
1.できた時間を何に使うか考えておく
僕はこれが一番大切なんじゃないかと思っていますが、
- 時間管理をしてできた時間を仕事に使う。
- そして、また時間管理をしてできた時間を仕事に使う。
- そして、また時間管理をしてできた時間を・・・
というサイクルでやってしまうと、時間を管理するのがイヤになってきます。
なので、まずは「今よりも少しでも時間が自由になったらその時間をなにに使うのか?」というのを考えましょう。目的ありきの時間管理じゃないと、モチベーションが上がりませんからね。
僕は最近ジムに通うようになったのですが、「ジムに行く時間を捻出するためにどうやって仕事をするか?」ということを考えながら動いています。「もうやりたいことがある。それをやるにはどうしたらいいだろうか?」を考えて行動し、達成することが、時間管理をする目的になります。
- 見たい映画がある
- 行きたい店がある
- 読みたい本や漫画がある
なんでもいいのですが、まずは節約した時間を何に使うかを決めましょう。
「やりたいことって言われても特にないんだよなー」っていう人のために1つ質問です。
「一日25時間あったら増えた1時間でなにをしますか?」
って聞かれたらなんて答えますか?
これが本当にやりたいことを探すための1つの質問です。
どうでしょうか?
増えた1時間はやりたいことをやる時間にしか使えません。だとしたらあなたは何がしたいでしょうか?
まあ、それでも答えが出てこない場合は重く考えず、なんでもいいので暫定的な「なにかしらの目的」を作りましょう。
目標達成とは?目標達成率を限りなく100%にするために考えるべき全てのこと
でも話しましたが、目的を作るというのはかなり重要です。
「何のために時間を作るのか?」ということが明確になっているとモチベーションが上がります。
もちろんその目的は途中で変わっても全然オッケーなので、暫定的でいいので、ぜひ何か目的を決めてみてください。
2.残業ありきの仕事の仕方になっていないかどうか?
日本人は残業が当たり前になってしまっているし、会社単位でその問題を解決するのは大変だと思います。しかし、個人として「残業ありきで働いていないかどうか?」がかなり重要なポイントになります。
夏休みの宿題がギリギリになるのは、「休みがまだたくさんあるから大丈夫だろう」って思うからですよね。それと同じで「残業すればいいや」と思っているとそもそもの仕事のスピードがメチャクチャ落ちます。
のちほど、詳しく説明しますが、人の集中力は「締め切りの直前」に高まります。
残業があると思って日中仕事をしてしまうと、必ず残業時間に食い込んでしまうので、まずは定時内で終われせることを考えましょう。
現時点で「それは絶対ムリ」という声が圧倒的に多いと思いますが、とりあえず考えることをしないとなにも始まらないので、どうやったら終わるか考えることで残業体質から一歩遠ざかることができるはずです。
3.時間単位の情報処理量を増やすと考える
時間管理術と聞くと「どうやったら時間が増えるんだろう」と思うかもしれませんが、時間管理というのは「使う時間の密度をどれだけ濃くできるか」というのがポイントになります。
基本は上限が24万円と決まっている給料のやりくりだと思ってください。もらった給料を節約するために、閉店間際のスーパーにいって半額のお肉を買うのと同じで、朝作業をすること1時間かかる作業を15分で終わらせる。
みたいな感覚です。
4.作業レベルと相性のいい時間帯
Windows95を2017年の今仕事に使っていたら、どれだけ優秀なビジネスマンでも仕事が遅くなるのは明白ですよね。
それと同じで、疲れた脳で脳が疲れる仕事をしたら、仕事がはかどらないのは当然です。
なので、朝は脳がフレッシュだから、脳に負担の大きい仕事をする。午後をすぎて夕方になってきたらメール返信などの負担の軽い仕事をするというのを基本サイクルとしてください。
作業の脳への負担度合いと脳の体力のある時間帯をあわせるということです。
ネットにある時間を管理する情報はどちらかといえばフリーランスの人向けが多いような気がするのですが、世の中にはサラリーマンの人の方が多いですよね。
会社員だとどうしても時間管理しずらい部分があったりしますが、ちょっとの工夫でいつもより仕事が楽に早く終らせることができるので、使えそうな部分だけを抜き取って使ってもらえたらなと思います。
僕の仕事の仕方がフリーランスっぽいので、フリーランスの方には参考になることが多いかと。
【3】「時間マトリックス」と「集中作業」と「非集中作業」
では、まずはザックリとしてタスクとスケジューリングをしましょう。まずは管理しやすくて明日からでもすぐにできるようにザックリスケージューリングです。
しかし、脳の体力と作業の難易度をあわせるだけで、かなり時間の効率が変わってくるので、ぜひ試してみてください。
1.時間マトリックス
時間マトリックスとは『7つの習慣』著者:スティーブン・R・コヴィーに書かれている概念です。
- 緊急かつ重要なこと
- 緊急ではないけど重要なこと
- 重要ではないけど緊急なこと
- 重要でもないし、緊急でもないこと
この4つに分類されるのですが、大切なのは第2領域の「緊急ではないけど、重要なこと」に時間をさくことだと本では言われています。
健康なんかはその代表例ですね。
「今すぐ緊急にはならないけど、緊急に押し迫ったときはすぐに問題が解決できない」というのが第2領域です。不健康になったらすぐに健康に戻すことはできないし、スキルアップだって必要になってすぐに能力を上げることができません。
たくさんの「人生楽しそうだなあ」という人を見てきて思うのは、長期的にみて価値が上がることに時間を投資するのが大切だということ。そして、人生全体で考えると時間というのは第2領域(価値)にどれだけ時間をさけるかがポイントになってきます。
人生を豊かにするためには、自由時間を第2領域に使えるように時間を管理して振り分けていこうということです。
2.集中作業と非集中作業
「人生の時間はなるべく第2領域に投資するほうが良さそうだ」というのを前提として毎日の仕事をどうしていくか考えていきましょう。
右下の緊急ではないし、重要でもない第4領域は無視するとして、毎日の仕事には必ず締め切りがあるので、図で言うと左側の緊急領域が主にやることになってきます。
緊急な仕事なので、基本的には締め切り順に片付けていくのが普通なのですが、時間管理で考えると仕事の仕方がちょっと変わります。
さっきチラッと話しましたが、脳にはフレッシュな朝の状態と疲れてくる夕方・夜の状態があります。ということはできるだけ、
- 脳の体力があるうちに脳に負担のかかる仕事をする
- 脳が疲れてきたら脳に負担の軽い仕事をする
と時間を効率的に使えます。
集中力が必要な仕事としては、
- 文章を書く
- 文章を読む
- プレゼン資料を作る
- 1円のミスも許されない計算
などがあり、クリエイティビティが必要な作業やミスが許されない集中力が必要な仕事が多いです。
逆に、集中力がいらない作業は
- メールチェック
- メッセージチェック
- 電話
- コピー
- 資料や本に目を通す
などです。
職業によって作業の種類もぜんぜん違うし、「僕は仕事のほとんどが集中作業なんですけど…..」っていう人もいるかもしれませんが、その中でも
- 優先順位
- 仕事の難易度
というものが絶対にあるはずです。
まずは集中作業と非集中作業で分けて、
- 午前中に集中作業
- 午後に非集中作業
をしましょう。
これはかなり簡単にできて効果が高いので、できる範囲でやってみてください。
これが逆になり、仕事と時間の相性が悪くなると、
ジャンケンで自分がグーを出している時に相手がパーを出していて、自分がパーを出している時に相手はチョキを出しているみたいな状態になりかねません。
時間管理に負けづつけるということは、集中時の作業効率が2分の1になって、非集中時の作業効率が2分の1になるので、一日が作業効率が4分の1ぐらいになってしまいます。
実際は仕事が進まないときってホントに進まないので、もっとかもしれませんが、これだけで仕事の効率が4倍違うということなので、午前中と午後で作業の振り分けは重要なんです。
【4】時間管理の4つのコツ「集中力が高い時間はいつなのか?」
時間を管理するためには
- 午前中に集中作業
- 午後に非集中作業
することがかなり有効なのですが、集中力が高まる時間帯は細かくわけると他にもあります。その時間帯に集中力がいる仕事をすることで、仕事がはかどるはずです。
1.起床後の2〜3時間
これは脳のゴールデンタイムと呼ばれているので、知っている人も多いかもしれませんね。脳が睡眠(休息)をとった直後というのが一番フレッシュで体力が100%の状態です。
一日の最初は一番脳に負担がかかるクリエイティブな仕事をすることをオススメします。
2.休憩した直後
最近、大企業でも昼休み後の仮眠をとる企業が増えてきたと思います。昼寝をすると午後の作業効率がアップするのは有名ですが、それは脳が休まって回復したからです。
マラソン選手が脱水症状になる前に水分を補給するように、休憩や仮眠は激しく疲れを感じる前にとっておくのが有効です。
体力100を120に上げるのは大変ですが、体力50を70に上げるのは比較的カンタンで、「疲れたな」と感じるちょっと前に休憩することで脳の体力が回復しやすくなります。
3.終業間際の時間帯
仕事が終わる直前の時間帯は作業効率が高まります。
喉がカラカラに乾いた状態で砂漠にオアシスが見えたらダッシュしたくなるのと同じ原理でゴールは見えると集中力が上がって、作業効率がよくなります。
ラストスパートって言われるやつですね。
4.締め切りの前日
これは社会人なら誰しも経験があるはずですが、締め切り間際は集中力と作業効率が上がります。
「終わらせないと、ヤバイ…」という危機感や恐怖感を感じて行動に強制力が働くので、集中せざるおえない状況になるということです。
背水の陣になることで追い詰められ作業効率が上がります。
【5】雑念を排除する4つの方法
「脳ミソを有効に使える時間帯はわかった、集中力を上がる時間帯もわかった、けど集中できないし作業効率上がらないんだよ!」という人のためにこの章では雑念の排除法をお伝えおします。
漫画『HUNTER×HUNTER』でいうと、集中力を発揮するのが「凝」で雑念を排除するのが「絶」という感じでしょうか(わからない人ごめんなさい笑)
雑念を排除すると集中力の純度が高まります。イマイチ仕事に集中できない人はぜひ読んでみてください。
1.モノからの雑念を排除する
ビジネスマンのもの探しに使われる時間は年間150時間とも言われています。年間6.25日はものを探しているということになるので、だいたい一年のうち一週間はものを探している計算になります(苦笑)
それだけでもかなり無駄な時間がたくさんあるのですが、ものを探して見つかって「よし、作業に戻ろう」と思ってもそこから集中力が戻るまで15分かかると言われているので、まあ、モノを探す時間ってもったいないわけです。
「ものを探す回数×15分」分ぐらいの集中力が無駄になっているということですからね。
これはもったいない。
僕が前職の歯科技工士ときにまずやれと言われたことは「どの引出しに何が入っているか?」を引き出しを空けなくてもわかるようになることでした。
使うものの位置をあらかじめ決めておくことで探す時間が減りますし、なによりモノを探すストレスがなくなります。
実はモノにはかなりの情報が含まれているので、何かをみたら脳が自動的に色々かんがえてしまうのです。
本の表紙を見たら「あ、この本まだ読んでないな。いつ読もうかな」とか掃除機をみたら「あ、掃除しようかな」みたいなにものを見るとつい意識が奪われて作業効率が落ちます。
なので、
- 使うものの位置を把握しておく
- 机の上には作業に必要なもの以外目に入らないようにする
この2つをやるだけで雑念は減ります。
2.思考による雑念を排除する
なんとなくずっと気がかりになっていることってありますよね。先延ばしにしてまだやっていないことがあったりすると、「あ、あの書類まだチェックしてないな」とか「そういえば、まだプレゼンの内容を決めていない、ヤバイな」みたいなことをふと思い出して考えることってありますよね。
これが作業の邪魔をしています。
それには実は「ツァイガルニク効果」というのが影響しています。
ツァイガルニク効果とは、人間は達成できなかった物事や中断している物事に対し、より強い記憶や印象を持つという心理学的な現象です。
引用:Wikipedia
人間は達成していないことが気になるので、いつまでたっても雑念として残り続けます。「じゃあ、そのタスクを先に終わらせればいいのか?」というとそれは違います。
本当はその方がいいのでしょうが、そうすると仕事の優先順位がかなり変わってしまいます。なので、別の方法としてそれを排除するために「紙に書いて見えるところに貼っておく」というのが有効です。
タスクが処理されているかどうかではなく、雑念に入りずらくするというのを優先するとこの方法が一番効果的です。
不思議なのですが、書いていつでも確認できるところに貼っておくとそのタスクが気になりません。要するにその雑念は「忘れてしまわないだろうか」という恐怖から来ているものなので、「見れば思い出せる」ところに紙で貼っておくことで安心感を得られ、雑念の排除には十分だということです。
3.人による雑念を排除する
サラリーマンだと、周りに人がいることが当たり前ですし、部下を持っていたら、「これどうしたらいいですか?」と質問攻めにあうこと機会も多いですよね。
そういう人による雑念が入るときは会議室などに缶詰になってやることをオススメします。
人に教えたくない!勉強の集中力を20秒でアップさせる4つのルーティン
でも話したのですが、人は情報を視覚から8割〜9割得ると言われているので、人のいない環境にいって目に情報を入れないというのも大切です。
睡眠をとって朝になったらまたリセットされていますが、情報は触れれば触れるほど脳に溜まっていきます。だから、「視覚から入る情報をいかに減らすか?」というのはかなり重要なんです。
4.通信による雑念を排除する
人からの連絡を排除することが大切です。これは朝がゴールデンタイムと言われる所以でもありますが、朝は人からの連絡がないことが多いので、集中力が保たれやすいのです。
「いやいや、すぐに連絡とれないとマズイから、スマホはバイブが音が出るようにしているよ」という人が多いですが、1時間ぐらい連絡がとれなくて会社が潰れるようなことはないです。
携帯電話がなかった時代でもそんなニュースは聞いたことがないので、安心して、スマホはサイレントにしておきましょう。
【6】時間をうまく管理するための具体的な7つのポイント
この章では具体的に時間管理をするためのコツやポイントをいくつかあげていきます。
ぜひ1つでもいいので試してみてくださいね。
1.24時間のサーカディアンリズムと90分のウルトラディアンリズム
人間には体内時計があると言われています。
体内時計(概日リズム)とは
概日リズム(がいじつリズム、英語: circadian rhythm サーカディアン・リズム)とは、約24時間周期で変動する生理現象で、動物、植物、菌類、藻類などほとんどの生物に存在している。
一般的に体内時計とも言う。厳密な意味では、概日リズムは内在的に形成されるものであるが、光や温度、食事など外界からの刺激によって修正される。
この体内時計が24時間なのに対してもっと短くて90分刻みの体内リズムをウルトラディアンリズムと言います。
90分の覚醒タイムと眠気の強い20分が交互に現れるというサイクルが脳には存在しているようです。
ノンレム睡眠とレム睡眠も90分のサイクルがあって、その間に5〜20分ぐらいのインターバルがあるように起きている時も寝ている時も90分のサイクルというのは人間の体内に刻まれているようです。
色々調べたのですが「何分で時間を区切ったほうがいい」という答えのようなものはありませんでした。とりあえず基準として90分サイクルを目安に仕事をすること。
あと学校の授業は45分でしたよね。そして、テレビドラマは実質15分×3の45分…。
人間の濃い集中力の限界が15分とも言われているので、テレビなどは15分で区切っているのかもしれません。
人によっても違うし、体調によっても違うので時間は1つの目安として考えて、集中できるかぎり集中した方がいいと思います。
2.ゴールデンタイムを利用する。朝の30分は夜の2時間
ゴールデンタイムはその名前の通り「黄金の時間」です。なにも考えずに過ごしていると
- 午前中に非集中作業(メールチェックなど)
- 午後に集中作業(文章を書くなど)
という効率の悪いサイクルになるので、集中時の作業効率が2分の1になって、非集中時の作業効率が2分の1になるような自体になりがちです。
そして、その結果一日が作業効率が4分の1ぐらいになってしまいます。
ということは然るべき時間に、脳の状態に合わせたことをすれば、朝の30分は夜の2時間に匹敵するということです。
ちなみに今コレを書いているのは7月10日朝の7時14分です。昨日の夜すべて書いてしまおうと思ったのですが、朝に書くほうが進み具合が2倍は確実に違います。
朝型になるのは苦手な人も、朝はメリットがかなり多いので自然と朝早くから作業したくなるはずです。
3.スイスチーズ法とサラミスライス法
ブライアン・トレーシーが提唱した2つの方法です。
なんとも外国人らしい名前の付け方ですが、スイスチーズ法というのはタスクを処理する「時間を区切って仕事をする」というやり方で、もう一つのサラミスライス法はタスクを処理する「分量を区切って仕事をする」というやり方。
どちらにも共通して言えるのは、作業を細切れにしているということです。
「やる気がでない」という話をするときにエミール・クレペリンの「作業曲線」や「作業興奮」の話が同時に出てくることが多いのですが、色々調べていたら、以前、書いた生涯年収4760万アップ?第一印象を良くする9つの方法とメラビアンの法則の真実でのメラビアンの法則と同じような解釈のズレがありそうだったので、今回は引用を避けようと思います。
それに、作業興奮と呼ばれている概念はやる気に関わることで、今回の時間管理とは少し違います。タスクを細切れにするメリットは作業に入る前に悩む時間を減らすためです。
タスクに膨大な時間がかかると思うと「めんどくさ」って思うし、膨大な分量があるとそれもまた「めんどくさ」ってなるはずなので、ひとまず細切れにしてとりかかるまでの時間とストレスを減らそうということです。
4.パーキンソンの法則「なぜ夏休みの宿題はギリギリになるのか?」
パーキンソンの法則とは
(パーキンソンのほうそく、Parkinson’s law)は、1958年、英国の歴史学者・政治学者シリル・ノースコート・パーキンソンの著作『パーキンソンの法則:進歩の追求』、およびその中で提唱された法則である。役人の数は、仕事の量とは無関係に増え続けるというもの。
引用:Wikipedia
夏休みの宿題がギリギリにならないと終わらないのはこのためです。
-
仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
という法則があります。つまり締切がないと永遠に作業が終わらないということです。
締め切りや納期と聞いてご機嫌になる人はあまりいないと思いますが、締め切りはなくてはならないものだということがパーキンソンの法則からわかりますよね。
なので、作業にはかならず締め切りを設けましょう。
5.時短できる家電にお金をかける
時間がかかる家事などは家電に任せましょう。
時短できる家電はものによっては値段が高いかもしれませんが、その分の時間を生み出すことを考えると家電への投資は安い可能性もあります。
僕の友人は奥さんの時間を生み出すために食洗機を導入したといっていました。食洗機の相場は安くて3万、高いと30万ぐらいと、それなりの値段はしますが、皿を洗って乾かして、棚に戻す時間を買うと思えばかなりお得だと思います。
僕は掃除の時間を短縮するためにコードレス掃除機を使っています。汚れていると思ったらすぐにキレイにできて、すぐにしまえるからです。
これがコード付きだと、掃除機を出して、コンセントに指して、掃除して、掃除機をしまって、、、という作業がかなりめんどくさいので、自由な時間を作るためにも時短できる家電は買っておいた方がいいでしょう。
6.電車に乗ったときはスマホにタイマーをかけて作業に集中する
時間をうまく使うには、使っていない時間をどう使うかが一番の鍵です。Airbnb(エアービーアンドビー)という民泊システムはまさに使っていない空き部屋の時間をリサイクルしたビジネスですよね。
出勤の時間帯というのは脳のゴールデンタイムになるので、できるだけ仕事を処理する時間に当てたほうがいです。
そして、できるだけ集中を阻害させないために、電車の乗車時間でスマホにタイマーをかえて仕事や勉強に時間を使います。
これなら乗り過ごすことなく、仕事や勉強に集中することができます。
ただ満員電車だと集中できないので、できたらいつもの時間よりもちょっと早く通勤してラッシュの時間を避けたほうがなにかと体力が奪われたり、ストレスを感じたりしないので午前中の作業効率もいいし、午後の体力も温存できて一石二鳥です。
7.脳を疲れさせるスマホには要注意
脳は視覚の情報処理に90%以上のキャパを割いているので、目から入ってくる情報を増やしすぎると脳が疲れて時間を有効に使うことができなくなってしまいます。
特に朝の時間は頭がフレッシュで真っ白なキャンバスのような状態なので、テレビやスマホニュースの情報を視覚から入れるだけで脳の中が散らかります。
ニュースなどは情報が大量に含まれているので、見るだけ頭の容量が使われていってしまいます。大量のメディア情報を見るということは「自分の部屋に勝手に入られて散らかして帰られる」みたいな状況と同じだと思って差し支えないかと思います。
最近は休憩中やご飯を食べながらにスマホを見る人が多いですが、あれは頭の休憩になっていないので、できるだけ見ない方がいいです。
ただテレビやスマホが悪いというよりは、なにも考えずに受動的に情報に触れるというのがよくないです。
ボーっとテレビを見たり、なんとなくスマホを見たりするのがクセになっている場合はあまりよくないという話しで、「ストレス発散でテレビを見ている」だったり「情報を取るためにスマホをみている」というような能動的に情報に触れる分にはあまり問題ないかと思います。
【7】疲れた脳をリセットする方法
「午前中の時間を使い終わって、もう体力が残っていない!」という場合の脳のリセット方法をお伝えします。
脳の疲れを取ることができるので、高い集中状態に戻すことができて、午後の作業効率を上げることができます。
1.「仮眠」は集中力の母
午後になって頭が疲れてきたら仮眠をとりましょう。
4時間の夜間睡眠をとった後、
- 日中に80分の仮眠を3回とるか、
- 50分の仮眠を5回、
- または、20分の仮眠を12回とらせ、
最適な仮眠の効果を調べた。午前中は80分仮眠が最も効果的であったが、午後に最も効果的であったのは、20 分の仮眠であり、50分の仮眠は、一 日を通して効果が認められなかった。
というわけで、仮眠は20分以内でしましょう。
20分以上の仮眠がダメな理由は、徐波睡眠(じょはすいみん)という深い眠りに入ってしまうからです。要するに長く眠りすぎるとその分起きた時に眠気が残るということですね。
20分の仮眠なら徐波睡眠の出現量は仮眠時間全体の4%と少ないので、20分ぐらいにしておこうということです。
そして、仮眠のあと起きた直後の眠気防止のためにカフェインを摂っておきましょう。
カフェインは経口投与してからおよそ45 分以内に胃や腸から99%が吸収され,血液中のカフェイン濃度は、投与後15~120分で最大になる。
カフェインを服用してから、その効果が現れるまで15~30分 かかることを考慮すると、カフェインを摂取した直後に短時間仮眠をとれば,起 床する頃 にはカフェインの効果が現れ、睡眠慣性を低減することができると考えられる。
仮眠をする前にカフェインを摂っておくことでスッキリ目覚めることができます。
ぜひ試してみてください。
2.「運動」は時間管理の父
最近個人的にすごく重要で効果を感じているのは、運動です。
僕は文章を書くのが仕事なのですが、基本1日中なにかしらの文章を書いていることが多いのですが、その作業効率を大幅に挙げているのが運動です。
とはいえ、激しい運動をすると逆に疲れてしまうので、早めの速度でウォーキングしています。
あの村上春樹も執筆活動のために毎日1時間のランニングを20年間続けているそうです。しかも、雨の日も台風の日も走り続けているそうです。同じことをするのは難しいかもしれませんが、おそらく走らないと書けないからだと思います。
作家さんのような超クリエイティブな仕事には運動が欠かせないんですね。
あと運動には脳科学的な根拠もあります。
- 脳の海馬の神経を強化し長期記憶を強化する
- 脳を育てる(シナプスのネットワークが増える)
- 運動直後から学習機能がアップする(35分間ランニングマシーンで走っただけでその直後から認識の柔軟性、学習能力が向上する)
- 頭が良くなる(「運動する人」と「運動しない人」を比べると、長期記憶、推論、注意、問題解決、流動性知能の課題について「運動する人の方が成績が上だった)
- 作業記憶がよくなる(運動の前と後では作業記憶(ワーキングメモリー)のテスト結果が50%以上改善した)
- ぐっすり眠れる(週に150分の運動で睡眠の質は65%アップする。日中の眠気レベルも65%下がり、日中の疲労感や集中力が45%改善する。)
- やる気が高まる(運動を開始するとすぐにモチベーション物質であるドーパミンが分泌される)ドーパミンには記憶増強効果、学習教科効果もある。
引用:神時間術
メリットが山のようにあったので、僕はジムに投資してもいいかなと思って最近通っています。
【8】タイムマネジメントをするためのオススメの本
時間・行動・タスク・スケジュールなどを管理するためのオススメのタイムマネジメントの本を紹介します。
1.神・時間術:著者 樺沢紫苑(かばさわしおん)
著者:樺沢紫苑氏『神・時間術』です。この本は最近読んだ中でも一番オススメです。個人的にも気になっていた本の1つでもあったし、かなり高いレビューも気になっていました。
まあレビューは個人的の意見の集まりなので、いつもそこまで気にしないのですが、この本は精神科医である著者がしっかり執筆していることもあって、内容も濃いし、医学的根拠や、脳科学的根拠もかかれていて、一般書籍としてはかなり参考になるほうの部類かと思いました。
ぜひ時間管理に自信の無い方は読んでみてください。
【9】時間管理まとめ
時間は一日24時間しかないので、1時間をどれだけ能率的に過ごせるかが鍵になってきます。
作業効率を極限まで高めて、リアル精神と時の部屋を自分で作ろうということです(笑)
午前中の集中状態をどんな仕事に使うかで一日の全てが決まるので、ぜひ午前中の能率的な時間の使い方を考えてみましょう。
時間管理について入り切らなかった情報もまだあるので今後追記していこうと思っています。
時間管理に困ったらぜひまたこのページに戻ってきてください。
なるべく早く新しい情報を入れておきますので。
ではこれで終わります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
PS
前日の23時前に寝て、翌日の6時に起き、即集中してこの記事を書いてみましたが、2時間40分時間が経過したところで一回あくびが出ました。
午後だともっとあくびが出るし、もっと集中力が切れやすいのですが、ゴールデンタイムに仕事をするとかなり効率的だということがわかりました。
個人的にポイントは仕事をする前に仕事以外の情報を入れないことだと思います。