どうも、MERISE編集長のJUNこと小林です。
- 「モチベーションが上がらない」
- 「モチベーションを長期間維持できない」
そんな、あなたに朗報です。
モチベーションを長期的に維持したいときは「自分自身の進歩」にフォーカスを当てることで、楽しく努力できるようになります。
目次
なぜ「自分自身の進歩」にフォーカスを当てるとモチベーションの維持がしやすいのか?
自分自身の進歩ではなく、「他人からの評価」をモチベーションの材料にしてしまうと、どこかのタイミングで必ず頭打ちになります。
なぜなら、「他人からの評価」は自分ではコントロールできないからです。
- お客に喜んでもらうため
- 上司に評価されるため
- 社内で成績1番になるため
どれも素晴らしい目標ですし、モチベーションアップにつながると思います。
自分の仕事が評価されるたびに、モチベーションは上がっていき、またいい評価を受け、そしてまたモチベーションが向上していく…という好循環に入ります。
しかし、その状態がしばらく続くと、急にモチベーションが下がるタイミングがやってきます。
「他人からの評価」はどこまでいっても、決めるのは他人です。
「他人からの評価」コントロールができないので、モチベーションが維持できないし、成長を「追求する」ことができません。
- 他者評価はコントロールできない
- 他者評価は追求ができない
最後は、「まあ、ここまでちゃんと仕事して、会社に貢献してきたし、評価を落とさない程度に頑張ろう」という段階に必ず入ります。
モチベーションを維持するためには必ず「見返り」が必要ですよね。
一言でいうと、ごほうびです。
それがなくなるということが、モチベーションが下がる原因になるのです。
一方、「自分自身の進歩」にフォーカスを当てると、成長の限界がなくなるので、モチベーションの維持がしやすいんですね。
- 自己評価はコントロールできる。
- 自己評価は追求ができる。
この2つがあるから、「やってやったぞ!感」があるわけです。
仕事に例えるなら、給料制と歩合制に似ていますね。
給料をコントロールするのは会社。
多くの人が「まあ、そこそこ仕事をやっておけば給料がもらえる。早く週末にならないかなあ…」となってしまい、モチベーションが上がってこないのは、評価が他人にあるからですね。
給料は自分でコントロールすることができないし、生活スタイルを追求することもできない…。だから、モチベーションが上がりずらいんです。
一方、歩合制は自分の働きによって給料が決まります。給料が自分でコントロールできるなら、やる気も出ますよね。
というか、歩合ならちゃんと仕事やらないとヤバイ(苦笑)
- 仕事をやらないとどうなるか?
- 仕事をやるとどうなるか?
歩合制は、この2つが明確です。
つまり、「どうすれば自分の望んでいる結果が出るか?」が明確だからモチベーションが上がるんです。
そして、コントロールは自分でできる。
この方がモチベーションアップしますよね!
【実験】どっちがモチベーションアップする?|他者評価VS自己評価
ある心理学者がモチベーションに関する実験をしました。
中学生にテストをやってもらいます。
- Aチームには「ほかの学生と比較して評価する」と伝える
- Bチームには「あなたの成績の上がり具合で評価する」と伝える
結果!
Bチームの方が大きく成績が伸び、テスト自体も楽しかったという声が多かった。(参考:心理学者ルース・バトラーの実験)(引用:モチベーション大百科)
つまり、他人との比較よりも、自分の成長度合いによって評価された方が、人は努力しやすいってことです。
自分の成長にフォーカスを当てると、比較的モチベーションを保ちやすくなります。
モチベーションの維持が「昔の自分との比較」になるので、工夫のしがいもあるし、なによりストレスがたまりません。
評価をコントロールできるから、やる気が出るんです。
たとえば、ロールプレイングゲームでは自分が戦った分だけ経験値をもらえて、その分レベルアップしますよね。
これが王様のさじ加減で、自分のレベルや強さが決まったらどう思います?
- 「城の外でモンスターと戦ってるのオレなんだけど…。」
- 「あんた城にいたら、オレの功績わからないっしょ」
って思いません?
というか、絶対にやる気でないですよね(苦笑)
でも、これがひとたび人生に置き換かわるとそうならないことが多い。
もちろん、組織にいる人がほとんどなので、ゲームの勇者のように単独行動やムチャなチャレンジはできないかもしれません。
評価も会社からしかしてもらえないかもしれない。
あなたの能力がどうのこうの以前に、サラリーマンという状況は自己評価をしずらい環境なんです。環境に適応するのが人間ですから。
だから、モチベーションを意識的に上げるのなら、どこかに「自分自身の進歩」という物差しが必要になってきます。
なるべく長期的に楽してモチベーションの維持するための3ステップ
モチベーションアップとやる気維持には以下の3ステップが効果的です。
- ステップ1|「他人との比較」と「自分自身の進歩」どちらがモチベーションが湧くか考える
- ステップ2|モチベーションが湧く方を選んで、環境を作る
- ステップ3|行動する
ステップ1|「他人との比較」と「自分自身の進歩」どちらがモチベーションが湧くか考える
ここまで、「他者評価は役にたたねえ!」みたいな記事になっていますが、そんなことはありません。
「最終的には、自己評価が強い!」というだけで、他者評価もモチベーションアップにつながります。
なので、「自分はどちらの方がモチベーションが上がるだろうか?」ということをぜひ考えてみてください。
タイプによって変わるはずです。
基本的に、人間は比較でものごとを判断するので、モチベーションアップのとっかかりとしては「他者評価」を利用するのがいいと思います。
「松竹梅」なら思わず竹 消費者くすぐる販促の極意
まず性能が良く、価格も高い順からA、B、Cの順で並べた同一メーカーのカメラ3台を用意。約100人に対し、最初はAとBのいずれかを購入したいかを聞いたところ、半分ずつに回答が分かれた。次にCを加えて3種類の選択肢を設けたら、A22%、B57%、C21%という割合になったという。
引用:日本経済新聞
↑これは比較でものを判断しているということですよね。
心理学などは知識として使える場面もありますが、もっと単純にいうとアスリートを見るとわかりやすいですね。
「ライバルがいたから成長できた」という言葉がすべてを物語っていると思います。
世界的なオリンピックに出るようなアスリートになると、ライバルとの戦いと同時に自分との戦いもしているから、爆発的にモチベーションアップするんでしょうね。
とにかく!
自分に向いている方をモチベーション向上のキッカケにしてください。
ステップ2|モチベーションが湧く方を選んで、環境を作る
モチベーションを上げるために「他者評価」or「自己評価」を選んでもらった後は、やる気がでる環境を作りましょう。
「他者評価」や「他人との比較」の方がモチベーションが上がるなら、競争相手を見つけるとGOODです。
「自分自身の進歩」の方がモチベーションが上がるなら、自分の行動を記録しましょう。
以前筋トレの記事を書いたのですが、この記事を読んでもらえば、「記録をするとモチベーションが上がるってのはどういうことなのか?」がわかるはずです。
関連記事:【初心者専用】PDCAサイクルのド基本と回し方|PDCAの【鬼】具体例・図解付き
ステップ3|行動する
モチベが上がったら、いざ行動です!
もしそれでもモチベーションが上がらない場合はこちらの記事を参考にしてみてください。
5分だけ作戦かなり使えます。
関連記事:5分だけやる作戦!脳科学的にモチベーションアップを考えてみた
モチベーションコントロールの秘訣!【まとめ】
- 短期的にモチベーションを上げたい場合は「他人との比較」にフォーカスを。
- 長期的にモチベーションを上げたい場合は「自分自身の進歩」にフォーカスを。
以上の2つを意識することで、モチベーションのコントロールがラクになるはずです。
では、最後にもう一度まとめておきます。
- ステップ1|「他人との比較」と「自分自身の進歩」どちらがモチベーションが湧くか考える
- ステップ2|モチベーションが湧く方を選んで、環境を作る
- ステップ3|行動する
まずは、「他人との比較」と「自分自身の進歩」どちらがモチベーションが湧くのか?を考えてみましょう。
ボクは負けず嫌いなので、まずは「他人との比較」がオススメします。
では、今回はこれで終わります。
ありがとうございました。