どうも、MERISE編集部のTOMOこと雪田です。
あなたはコミュニケーションにどのような苦手意識を持っていますか?
- 会話が続かない…。
- 何を話したらいいのかわからない…。
- 相手が自分の事をどう思っているのか不安…。
- 自分の言いたい事を上手く伝えられない…。
- 間違った事を言って恥をかきたくない…。
などが出てくるのかなと思うのですが、どれも共通して言えることは会話に苦手意識があるということ。
でもこれって少し視点をずらすだけで苦手意識を無くすことができるんです。
結論からいうとあなたは自分が思っている以上に会話ができているということです。
コミュニケーションに変な不安をもたないようにすれば自然とコミュニケーション能力って上がっていくんです。
結局のところコミュニケーションの問題点ってテクニックじゃなくて自分のメンタルをいかに上手くコントロールできるかってことなんですね。
この記事では、コミュニケーションが苦手だと感じてしまう理由を解説していきます。
コミュニケーションの根幹であり根本的な部分で、この考え方がないとテクニックは愚かコミュニケーション苦手から一生抜け出せないと言っても言い過ぎではないくらい大事なことなのです。
それではコミュニケーション苦手の正体とは如何に!?
目次
内向的な人、外向的な人の正体とは?
内向的な人と外向的な人っていますよね?
ないこう‐てき〔ナイカウ‐〕【内向的】
( 形動 )心のはたらきが内向性であるさま。内気。 「 -な性格」
引用:コトバンク・内向的がいこう‐てき〔グワイカウ‐〕【外向的】
[形動]興味や関心が外部の物事に向かうさま。
引用:コトバンク・外向的
あなたはどっちのタイプですか?ちなみに僕が思うイメージですが、
【内向的タイプの人】
- ちょっとした刺激にも疲れやすくストレスを抱えやすい
- 自問自答するのが得意
- 1人の時間を苦痛に感じない
- 人の話を真剣に聞く
- 現実(リアルな)世界が苦手
- だが、孤独が好きというわけではない
【外向的タイプの人】
- 好奇心旺盛
- 感情表現豊か
- 団体行動を好む
- 自分が注目を得ることを厭わない
- 社交的
- 話好き
どうですか?自分はどのタイプの傾向が強いかなって考えながらこの先を読み進めてみてほしいんですね。
それで内向的タイプの人は、実はコミュニケーション能力が高くて相手の心を読む能力っていうのが優れています。なので相手のことを色々気にしてしまいコミュニケーションが取れなくなってしまうという問題があります。
外向的タイプの人は、コミュニケーション能力が高めにはみえるんですけど、実は彼らのコミュニケーション能力の高さの理由っていうのが、嫌われていることに気がついていないことが大きな理由だったりするんです。気がつかないからそれ故に、誰とでもコミュニケーションをとっちゃうからコミュニケーション能力が高いという風にみえてしまうんですね。
コミュニケーションってこういう錯覚が多いんですよ。
コミュニケーションの錯覚って?
さっきの話から、
【内向的タイプの人】
相手の心を読む能力が優れているので、実は自分が思っているよりコミュ力が高い
↓↑
相手のことを色々気にしすぎて(考えすぎて)コミュニケーションがとれない
【外交的タイプの人】
基本的に誰とでもコミュニケーションをとるので、コミュ力が高くみられる
↓↑
相手に苦手(嫌い)と思われようが、それに気づかない(気づけない)
これをコミュニケーションの錯覚っていいます。
この錯覚の大きさによって、コミュニケーション能力があったりとかなかったりとか、相手に誤解されたとかされないだろうかということを考えてしまうんですね。
このコミュニケーションの錯覚とコミュニケーションに自信がなくなる理由には深い関係がありますので、これから話していきます。
コミュニケーションに自信がなくなる理由
コミュニケーションに対して自信がなくなってしまう理由なんですけど、実は僕らはコミュニケーションをしっかり取れているんです。取れてるんだけど、自分でそれを下手にさせてしまってるんですね。
なぜかというと、「自分はちゃんとコミュニケーションとれてるかな…。」「今の自分の言い方おかしくないかな…。」と自分の喋ってる内容に注意がいっちゃうんですよ、自信がない人は。
ってことは相手に注意が払えなくなるんですね。
だから、
- 相手が言ってることと違うことを言っちゃったりとか
- 相手が喋って欲しい話とか
- 喋ってる内容のニーズが汲み取れなくなっちゃったりとか
- 相手の感情がわからなくなっちゃったりとか
つまり相手をみてないんですね、自分の喋ってる内容にばっかり目が向いちゃってるわけだから。
その結果、相手と話が噛み合わなくなっちゃって問題が起きちゃったりとかして・・・
そうなるとコミュニケーションが苦手なんだという風になってしまう。
コミュニケーション苦手の無限ループ
コミュニケーションが苦手だとどうなるのかっていうと、「苦手だからもっと注意して発言しないと・・・」「自分の発言内容をもっと精査しないと・・・」って思うわけですね。
その結果どうなるかっていうと、
どんどん自分の発言に自信がなくなる
↓
より自分の発言内容に注目してしまう
↓
相手の感情やニーズが読み取れなくなる
↓
コミュニケーションがもっと苦手になる
という無限ループに陥ってしまうんですよ。
じゃあどうすればいいの?
っとことなんですけど、自分が喋ってる内容に注意を向けすぎなければいいってことです。
自分を過小評価するな!
ちょっと面白い研究があって、2018年にコーネル大学で84人の生徒を集めて初対面の人と話をしてもらいコミュニケーションは上手くとれたのかを評価するというものがあるんですけど、
- 初対面の人同士でペアを組む
- ペアで5分間好きな会話をする
- 会話が終わった全員に質問をする
質問内容は、
- どれくらい相手のことを気に入りましたか?
- 自分の会話は上手く喋れてましたか?どうでしたか?
って聞くんですけど、実は9割の人が自分のコミュニケーション能力を過小評価していたということだったんです。
9割の確率で自分にコミュニケーション能力がないと判断したんですね。
それでもう一方の人には、
- 相手のことをどれぐらい気に入ったのか?
ということを聞くと、大抵が相手に好意を持ったってことなんです。
これって面白くないですか?
つまり、僕らは自分のコミュニケーション能力を過小評価しすぎていて相手から好かれているにもかかわらず嫌われたんじゃないかと思い込んじゃってるわけですね。
自分の発言大丈夫なのかなってところばかりに注意を向けてしまう。
それによって、「自分の会話のここが良くないんじゃないか、ダメなんじゃないか・・・」「こういう言い方はよくないんじゃないか、もっと良い言い方があるんじゃないか・・・」っていう感じに自分の会話の不備に意識が向いちゃうんですね。
好意ギャップを理解しろ!
自分自身を過小評価している状況ってかなりヤバくて、「なんで俺ってコミュ力がないんだ」「私、人と全然合わないんです」「人と話すとすぐに嫌われてダメなんです」「だから誰とも話したくないんです」といって引きこもっちゃう。
9割の人が自分を過小評価しているのでこうなるんですけど、「相手に気に入られなかった」「相手と会話したけど嫌われちゃった」というネガティブな感情を人は”数ヶ月間引きずる”ってことがわかっているんです。
これって恐ろしくないですか?
これを好意ギャップっていいます。
どういうことかというと、自分のコミュニケーション能力(コミュニケーションがうまくできたかどうか、相手に好意を持ってもらったかどうか)っていう自分から見た好意と相手があなたに対して持っている好意のギャップがひどいよってことです。
「自分は好かれてない」って思っていても、相手はあなたを好いてくれてるわけなんでこの間柄にはギャップが生まれますよね?
これが1回くらいだったらいいんですけど、2回目、3回目になってくると・・・
さっきも言った通り「相手に気に入られなかったんだな」「この人はわたしのこと嫌いなんだな」って感覚を数ヶ月間引きずってしまうことになるんですよ、人間っていうのは。
そういう感情を引きずるとどうなるかっていうと相手に会いたくなくなりますよね。
コミュニケーションをとりたくなくなると思うんです。
その結果、人間関係がぶっ壊れてって「私、友達いないんだー」「いつも嫌われるんですー」「コミュニケーション苦手なんですー」っていう感覚になっちゃうんですよ、かなり恐ろしいですよね。
まとめ
本来人間っていうのは自分が思っている以上に会話ができているってことなんです。
できているにも関わらず好意ギャップが発生することによって、コミュニケーションが苦手になったりだとか、相手に嫌われてるって勝手に思っちゃって、結果的に本当に嫌われるような行動をとってしまうということがわかっています。
是非、あなたにはコミュニケーションにベストな正解を探すという視点ではなく、自分が思ってるよりか自分はコミュニケーションができているんだ、ってことを認識しておくことがすごく大事なんだということを理解しておいてください。
心配しすぎはよくないよ、
心配しすぎはコミュニケーションにおいて現実になってしまうんだ!
ということを頭に入れておいてほしいんですね。
それでは今回の記事はこれで終わります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。