今日から使える!問題解決能力を上げるための3つのド基本

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どうも、MERISE編集長のJUNこと小林です。

この記事では「初心者が問題解決能力をアップさせる方法」について書いてあります。

ビギナー向けに簡単に書いたので、「問題解決?何それおいしいの?」というレベルの人でも理解できるはずです。

問題解決のコツは

  1. どこに問題があるのか?
    (どこ?:where)

  2. 原因は何か?
    (なぜ?:why)

  3. どうやって解決するのか?
    (どうやって?:how)

この3つ質問に「いかに早く正確に答えるか?」にかかっています。

1番重要なのは「どこに問題があるか?」を知ることです。

問題をキチンと見つけられないと「足が痛いのに、頭痛薬を飲んでしまう」みたいなことが普通に起こります。

「マジで?俺はそんな馬鹿なことしない」って思うかもしれませんが、自分事になるとマジで普通にあり得ないことが起こってしまうのです。

ほとんどの場合自分が思っている以上に問題は複雑です。

そうならないために

  • 問題解決のための3つのプロセス
  • 発生する3つの問題の種類とは?
  • 問題解決のプロセスに潜むワナとは?

などについて書いてみたので、ぜひ読んでみてください。

 

問題解決とは?

まずは「問題解決とはどういう意味なのか?」みてみましょう。

問題解決とは

解決にいたる手段がすぐにはわからず,また習慣的な手段では解決できない問題に直面したとき,あれこれ手段を探索し,正しい手段を発見し,解決にいたることをいう。

引用:コトバンク

普通に考えて解決するなら問題とは言いませんもんね。

解決に至るまでの手段がすぐに分からないから「問題」なわけですね。

 

問題解決能力を上げるメリット

毎日生きているとたくさんの問題や課題に頭を悩まされます。

特に社会人の方ならわかると思いますが、高い問題解決能力は収入に直結してきます。

仕事・人間関係・恋愛などなど、問題解決能力があればあらゆる場面で人生を楽しむことができますよ。

 

発生する3つの問題の種類を分析してみた

問題には3つの種類があります。

発生型

自然と発生してくる問題のことです。

  • 仕事が多い
  • 時間がない
  • お金がない

こんな風に自分が何もしなくても発生する問題が「発生型」です。

設定型

自分で設定して初めて発生する問題のことです。

目標設定や目標達成については

目標達成とは?目標達成率を限りなく100%にするために考えるべき全てのこと

で詳しく書いたのですが、たとえば自分で目標を設定したとしましょう。

そうすると、現状と理想にギャップができますよね。

理想を設定したことによってできたギャップが問題になります。

たとえば「月に100万円稼ぎたい」という理想を設定した瞬間に、あるべき姿とのギャップが問題になるわけです。

こうやって自分であるべき姿を設定することで出てくる問題を「設定型」と言います。

潜在型

認識することが難しいけど、将来発生する可能性がある問題のことです。

問題としてまだ認識できなくて、表面に現れていない問題を「潜在型」と言います。

「今は病気じゃないけど、毎日ジャンクフードばかり食べているから将来病気になるかもしれない、、、。」こういう問題が潜在型です。

 

問題を解決するためのド基本|3つのプロセスとは?

問題解決をするための3つのプロセスをシンプルにまとめてみました。

どこに問題があるか?(どこ?:where)

まず大切なのは「どこに問題があるか?」を知ることです。「どこに問題があるかなんてすぐわかるよ」と思う人もいるかもしれませんが、実はこれ結構難しいんですよ。

たとえば、「ゴルフで球がまっすぐ飛ばない」という問題があったとしましょう。

  • 「何が問題で球がまっすぐ飛ばないのか?」
  • 「どこに問題があるのか?」

思いつきますか?

いろいろあると思います。

大きく分けたら

  • メンタル

ですが、まだかなりザックリしていますよね。もっと絞ると、、、

  • 体のどの部分が問題となっているのか?
  • メンタルと言っても、どの思考回路が問題になっているのか?

体だと、腕・脚・背中・肩・脚の裏・脚の開き・腕の振り・体重の移動 etc…

体だけでも問題がありそうな箇所はこれだけあります。

問題がどこにあるかわからないと「腕の振り」にあると思ったけど、実際は「脚の開き」が悪かった…みたいなことになる可能性があり、そうなると時間が勿体無いし、効率が悪いです。

最悪の場合、問題を見落とす可能性もあります。

これがプロの選手だったら致命的ですよね(滝汗)

なので、まずが問題がどこにあるか探しましょう。

ここがうまく抑えられるかどうかが、問題解決における最重要ポイントになります。

 

問題の原因はどこにあるか?(なぜ?:why)

問題がどこにあるのかわかった。じゃあ、「その原因はなんだろう?」と考えるのがこのプロセスです。

問題を考えるには論理的思考が欠かせないのですが、それについては以下の記事に詳しく書いたので読んでみてください。

ロジカルシンキングとは?論理的思考力を鍛えるための3つの武器と7ステップフレームワーク

問題と原因の間には必ず因果関係があります。

原因があるから問題が起こります。

↑こういう風に頭を使うのがロジカルシンキングです。

ロジカルシンキングができると、問題同士をつなげて考えることができるようになるので問題解決に向かいやすくなりますよ。

さっきの例で言うと、「足が開いていたことが“原因で”球がまっすぐ飛ばなかった」ということになりますね。

 

解決策は何があるか?(どうやって?:how)

最後に「どうやってやるのか?」を考えます。

答えは「足が開きすぎていたなら、足を閉じればいい」ということになります。

すごくカンタンですよね。

そう。

問題解決はシンプルに考える事ができれば、すごくカンタンなのです。

しかし、実際はたくさんの罠があって問題が見つかりにくかったり、原因がわからなかったり、解決策が見つからなかったりするんです。

では、次に問題解決にはどういう罠があるのか見ていきましょう。

 

問題解決のプロセスに潜む罠とは?

問題解決というのは「問題が見つかってしまえば、後はやるだけ」というシンプルな構造なのですが、「思い込み」・「決めつけ」・「考え方のクセ」などによって思考のワナにはまってしまうことが多々あります。

そうなると問題解決への活路が一気に見えなくなります。

なので、よくハマってしまう罠を3つ紹介しますね。

問題がどこに、どれくらいあるのかわからない

発生型の場合は問題がどこにあるの分かるので、比較的見つけやすいのですが、設定型になると問題が複雑になり見つけにくくなります。

例えば、「自分で起業したい!」と思った場合。

ちょっと想像しただけでも気づくと思いますが、問題はたくさんありますよね。

その全ての原因を見つけて、対策を用意しないといけないのですが、もうこの時点で「めんどくさっ!」となる人がほとんどです(苦笑)

「起業したい」とか「したくない」とか「やる気がどうのこうの…」とかではなく、問題をピックアップするということ自体がめんどくさいわけです。

しかも、目標を設定した場合ってやろうとしている事が未知の体験なのでわからないんですよね。

それがまたストレスです。

ある程度、予測で準備するのですが、問題は「全ての問題が把握できないこと」にあります

もちろん、「やりながら考えればいいこと」も沢山あるので、起業の場合はそこまで問題視しなくてもいいのかもしれませんが、たとえば、体の具合が悪い場合。

「どこが具合が悪いのか?」

がわからないと、どんな薬を出せばいいのかわかりません。

もしかしたら薬はいらないのかもしれないし、本当はシップがいるのかもしれない。

 

こういうことが起こると、その問題が解決するのに時間がかかったり、最悪ずっと解決しないということもあり得るのです。

なんとなく問題の場所を決めてしまって、解決しようとすると的外れになるっていう落とし穴もありますね。

なので、「どこに問題があるのか?」をちゃんと考えることが全てのスタートになります。

原因がわからない。

「原因がわからないって致命的じゃん」って感じですよね(苦笑)

おっしゃる通り原因がわからないと、どうにもならないのですが「原因がわかってない人」って結構多いですよ。

僕が最近聞いた話だと、「ブログを書く作業が進まないんです。でもちゃんとやることは決めて、時間も計っているのですが、、、何でこんなに進まないのか全然わかりません、、、。」

こんな話がありました。

そこで僕は「原因はわかる?」と聞いたのですが、「それがわからないんですよね、、、。」という答えが返ってきたんです。

問題の原因がわからないと、解決策が出せないので何かしてあげることもできません。

ただ、こう言うことってよくあると思います。

自分自身の問題は、その原因がわかりづらい事が多いです。

当たり前ですが、原因がわかれば、対処はできるので改善には向かうでしょう。

しかし、自分の不得意なことは、問題やその原因をとらえることも不得意だったりします。

  • 問題やその原因をとらえることがヘタだから、不得意になったのか?
  • 不得意だから、問題をうまく乗り越えられずにここまできたのか?

ニワトリが先か卵が先かみたいな話ですが、とにかく原因がわからないと対処できないです。

さらに言うと、正しい原因を見つけるためには、「問題がどこにあるのか?」正しく見つけることが重要になってくるので、そこも気を付けましょう。

 

多くの人がHOW思考にはまる

たとえば、「お金がない。」と思ったら「貯金をしよう。」という感じで、一番最初に「どうやってやるか?」を考えてしまう思考にはまる人が多いです。

なぜなら、

  1. どこに問題があるか?(どこ?:where)
  2. その問題の原因は?(なぜ?:why)

この2つを考えるのが大変orめんどくさいという理由ですっ飛ばしてしまう人が多いからですね。

この2つのない(どうやって?:how)は的外れになっている可能性が高いんです。

 

例えるなら、患者の容体を見ないで薬を処方する医者みたいなものです。

「どこが痛いのかも聞かず、原因が何なのかも知らずにとりあえず処方箋“how”を出す」というのは思考停止といっていいでしょう。

医者だとしたら完全にヤブ医者です(苦笑)

「お金がない=節約」とは限りませんよね。

稼ぐ量を増やすというhowもあるはずです。

 

問題解決能力を高めるためのアプローチ法

では、問題解決能力を高めるためにはどうしたらいいのか?

そのためには、しつこいようですが「まず問題を知ること」が大切です。

視野を広げて、問題全体を正しくとらえ、絞る。

まずはダブりやモレがないように問題全体を正しくとらえます。

大切なのは「問題をどの範囲まで広げて扱うか?」です。

問題をどこまで広げるかというのは、たとえば、

  • 脳外科なのか?
  • 心臓外科なのか?
  • 内科なのか?
  • 眼科なのか?
  • あるいは、全身なのか?

といった感じで、「問題の範囲をどこまで広げるのか?」によって問題の規模や問題そのものが変わってきますよね。

とはいえ、ビジネスなどの問題の取り扱い範囲を広げすぎると時間がいくらあっても足りません。

なので、1つの基準として、もしも自分に上司がいたら「上司の立場で考えるぐらいの範囲」を問題の範囲として捉えてみてください。

まずは自分が思ってるよりも“少し広め”に範囲を設定してみるということですね。

かなりザックリですが、問題によってざまざまだと思うので1つの基準として使ってみてください。

 

もし、その方法にピンとこない場合は、「他人の頭を借りてみましょう」。

自分が問題だと思っていることをすでに達成している人を探して、その人に意見を聞いてみることをお勧めします。

すでに問題を解決した人は問題の全体像がわかっているはずです。

こうやって自分の頭だけではなく、相手の頭も使って問題を絞り込んでいくことで「なにが問題なのか?」が浮き彫りになってきます。

ある程度、範囲を広げてから、後で取り扱う問題の範囲を狭めるという順序でやるとモレがなく問題を見つけることができるはずです。

ゼロベース思考を取り入れる

あとオススメなのはゼロベース思考ですね。

「ゼロベース思考」とは

既存の枠組みにとらわれず、目的に対して白紙の段階から考えようとする考え方の姿勢のことを指す。既存の枠組みでは、過去の事例や様々な規制などが思考の幅を狭くし、目的への最適な方法への到達を難しくなるため、「ゼロベース思考」で考えようとする姿勢が重要であるとされている。

引用:コトバンク

 

まあ、まさに書いてある通りなのですが、これメチャクチャ大事です。

 

例えば、雇われサラリーマンだし、これ以上収入を増やすのは厳しい…。

本当にそうでしょうか?

もう30歳過ぎたし、特に資格もないし、経歴も秀でたものもないし、転職は厳しいだろう…。

本当にそうでしょうか?

どう頑張っても定時で上がるのは無理だ。このまま一生遅くまで仕事して生活していくしかないだろうな…。

本当にそうでしょうか?

 

…という感じで、まずは現状を疑ってみましょう。

 

絶対に無理なんてことは絶対にないです。

本当に無理なことは問題視しませんから。

 

オリンピックを見て感動したからといって、「今からオリンピック選手目指そう!」と考える人は超少数派でしょう。

あなたが問題視できていることは必ず解決策がどこかにあるはずです。

 

みんなが無理でもあなたにはできる可能性があります。

だって、そうでしょう。

みんな無理だと思って思考停止しているだけだったらどうしますか?

考えるのがめんどくさくて、目の前にある解決策を見過ごしていたとしたらどうしますか?

こんなに無駄でもったいないことはありません。

 

僕はゼロベース思考があったからこそ34歳で素晴らしい会社に転職することができました。

ぶっちゃけ雇う側としてはスキル不足だったと思いますよ(苦笑)

でも、世の中仕事の能力だけじゃないんです。

僕は「信頼:80%」「スキル:20%」ぐらいの割合で拾ってもらった…という感じですから。(これは僕の勝手な感覚です)

ぜひ、あらゆる制約を取っ払って考えてみてください。

 

問題解決能力を高める3つの質問

もしも、ここまで読んで「何をどうしたらいいのか分からない!」という場合は、今から紹介する3つの質問を自分自身にしてみましょう。

人の脳ミソはよくコンピューターに例えられますが、自分に問いかけることで意図的に問題を作り問題解決能力を高めることができるのです。

では、以下の3つの質問を自分自身にしてみましょう。

  1. 今、問題に感じていることはなんだろう?
    (例:給料が上がらない)
  2. 問題を感じるたびに、自分の頭の中で繰り返ししている質問はなんだろう?
    (例:毎月給料日になると、収入の少なさを実感する。もっと稼ぎを増やす方法はないだろうか?)
  3. 今の問題を解決する画期的なアイデアはなんだろう?
    (例:会社からの評価を上げる方法ではなく、自分で副業を始めてみよう!)

 

こうして自分自身に質問すると、問題解決の糸口が見つけることができます。

人の悩みは思っている以上にボンヤリした状態で頭の中を漂っています。

なので、まずは“問題を明確化”することが最初にするべき作業なのです。

特に3番目の質問は、自分の思考の枠を超える質問になっているので、思わぬ解決策が出て来るかもしれません。

なるべくダイナミック質問に答えることで思わぬアイデアがでてくることがあります。

例えば、ボクの場合は歯科技工士という職業から、Web関連の会社に転職したのですが、そもそもの目的は『使える時間と使えるお金を増やすこと』でした。

まさか職を変えることになるとは思いませんでしたが、当初考えていたのは「歯科技工士のままで使える時間とお金を増やすにはどうしたらいいだろうか?」ということだったんですね。

しかし、このままでは問題が解決しなかったので、思考の枠を広げて、『使える時間と使えるお金を増やすにはどういう働き方がいいのだろうか?』と考えるようにしました。

今振り返ると、これが転職が成功する大きなキッカケになった質問だったと思います。

 

問題解決能力を上げるためのおすすめの本

現段階でおすすめの本を紹介します。いい新刊が出たら随時追加していきますね。

問題解決 ― あらゆる課題を突破する ビジネスパーソン必須の仕事術

著者:高田 貴久氏『問題解決 ― あらゆる課題を突破する ビジネスパーソン必須の仕事術』です。タイトル通り問題解決に関することが網羅されています。

会社でも個人でも問題解決の基礎を学びたい人に向いている本だと思います。「解決しないといけない問題がたくさんあって頭が混乱してします!」って人にはおすすめです。

ページ数が多いので理解するのに時間がかかるかもしれませんが、「自分でビジネスをやろう」と思っている人は是非読んでみてください。

 

考える力をつける3つの道具

著者:岸良 裕司氏『考える力をつける3つの道具』です。「問題解決なにそれおいしいの?」という人のための入門書です。

問題解決には論理的にモノゴトを考える力がないといけません。この本は考える基礎の力が身につきます。

かなりわかりやすく書いてあってフレームワークもあるので、もちろん解決するかどうかは本人次第ですが、そのまま自分の日常の問題に当てはめて考えれば勝手に解決策が出てくるような作りになっています。

 

鬼速PDCA

著者:冨田和成氏『鬼速PDCA』です。

問題解決能力にはPDCAサイクル(Plan:計画,Do:実行.Check:評価,Act:改善を回すサイクル)が必須です。

数あるPDCAサイクルの本の中でも、内容が盛り沢山で、世間が抱くPDCAサイクルの誤解などにもメスを入れて書いてある本。

問題解決能力を上げるにはPDCAサイクルは必須です。

目次も整理されているので読みやすく、頭に入ってきやすい本になっています。

 

今日から使える!問題解決能力を上げる3つのコツ

問題解決のコツは

  1. どこに問題があるのか?
    (どこ?:where)

  2. 原因は何か?
    (なぜ?:why)

  3. どうやって解決するのか?
    (どうやって?:how)

この3つに「いかに早く正確に答えるか?」にかかっています。

この3つを守れば問題は解決するはずです。

 

まずは、「どこに問題があるのか?」を考えてみることから始めましょう。

 

では、今回はこれで終わります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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