どうも、MERISE編集長のJUNこと小林です。
この記事では目標達成するまでのモチベーションを強烈に維持するため11つのコツを紹介します。
なにをする時でも「モチベーションが上がらない…」という状況になることはありますよね。
今回紹介するコツは僕の周りにいる死ぬほど行動力がある人(経営者・ボディトレーナー・起業家etc…)を観察した結果見つけた11つの条件なので、かなり高い効果が見込めるはずです。
1つやるだけでも、モチベーションの維持がカンタンになると思うので、ぜひ読んで試してみてください。
「モチベーション」の意味とは?
一言でいうと、モチベーションとは「動機づけ」のことです。
モチベーションとは
動機づけ(どうきづけ、motivation、モチベーション)とは、行動を始発させ、目標に向かって維持・調整する過程・機能である。
なので、「モチベーションを維持する」というのは「動機づけを維持する」という意味になります。
「動機づけをした状態を維持することで行動力が上がり、やる気が維持される」
ということですね。
つまり、人は行動する時に必ず「動機」という理由が必要になるってことです。「なぜそれをするのか?」という理由があるから「行動する」という流れが生まれます。
行動の先にメリットがあるからやる気が出てくるわけなのですが、そのやる気を出すためには動機づけが必要になるんですね。
じゃあ、どうやったら強い動機づけできるのか?
そのためには、今から紹介する11つの条件を1つでも多く自分の環境に当てはめることが大切です。
【関連】【重要】モチベーションの意味と使い方をマスターすると・・・
モチベーションを強烈に維持し続けるための11つのコツ
では、目標を達成するまでモチベーションを維持し続けるための、いい動機づけをする方法を11つ紹介します。
11つ全部できたら最強ですが、1つだけでもかなり効果が高いのでぜひ採用してみてください。
「目標を達成した時」&「未達成の時」のメリットとデメリットを紙に書いておく
苦労して達成したい目標というのは達成後にかならずメリットがありますよね。じゃないと、よほどのドMじゃない限り、メリットなしに時間や労力をさくなんてことはしません。
「メリットは◯◯です。」というのは言葉で言えるとは思いますが、人間は情報の8割以上を視覚で処理しているので、目で見えるように文字で起こしておいた方がより強く認識できます。
- 目標達成した時のメリットとデメリット
- 目標未達成の時のメリットとデメリット
この4つをしっかりと紙に書いておきましょう。
僕は33歳の時に医療関係の仕事からWebの仕事に転職しましたが、それまでにかかった期間は3〜4年。その間ずっと僕のモチベーションを支えてくれていたのは、メリットとデメリットを書いた紙1枚です。
僕の場合極端にいうと「このままの状態だと死ぬ」ということが視覚で確認できていたので(苦笑)「死にたくない」というまさに死ぬほど強烈な動機づけになったわけです。
しかし、デメリットは瞬間最大風速的に大きなパワーを生みますが、持続力はありません。
そこで動機づけの後押しになるのが、メリットです。
車でいうと
- ローギア=デメリット
- トップギア=メリット
みたいな感じで、デメリットはパワーがあるけど、持続力がない。ローギアのままずっと走れませんもんね。
逆にメリットはパワーがないけど、持続力があるというイメージでOKです。
なぜデメリットが先行して強い動機づけとなり、行動力を生むのかというと、人間は「生きたい」と思うよりも「死にたくない!」と思う感情の方が強いからです。これはプロスペクト理論という心理学で証明されています。
プロスペクト理論
人間は目の前に利益があると、利益が手に入らないというリスクの回避を優先し、損失を目の前にすると、損失そのものを回避しようとする傾向(損失回避性)があるということである。
一言でいうと、「損を避けたい」という傾向の方が無意識に強く働くということです。
なので、意識に強く働くデメリットを初速のモチベーションとして使い、メリットを持続力を保つために使うと効率がいいです。
ずっとデメリットだけでモチベーションを維持するのはしんどいので、メリットもちゃんと把握しておきましょう。
目標に期限を設ける
締め切りがあると自然と強制力が働くのでやる気がでます。
わかりやすい例は、夏休みの宿題です。
夏休みの宿題は休みの終盤にならないと手をつけない人がかなり多いですよね。
「全体の6割強の人が夏休み前半までに宿題を終わらせたいといっていました。ところが……」。なんと実際には約3人に1人、34.9%が最終日ぎりぎりまでかかったと答えていた。
「締め切り間際にならないとやらない人が多いのはいかがなものか…」ということが言いたいわけではなく、「締め切りがモチベーションに大きな影響を及ぼしている」ということが言いたいのです。
(僕も夏休みの宿題はどちらかというとギリギリ派でした)
「やば。明日で締め切りじゃん…」と思ったら、、、自動的にプロスペクト理論が発動します(笑)
夏休みの宿題をやらなかったら
- 先生に怒られる
- 学校で恥をかく
- 好きな子にかっこ悪いと思われる
というデメリットが出てきますよね。
ちなみに僕の知り合いはどれもモチベーション(動機づけ)にならずに、「夏休みの宿題はやらないもの」という謎の信念のもと、休みが終わったあとなにもせずに登校したらしいです(なんじゃそりゃ苦笑)
しかし、多くの人にとって「期限がある」というのはモチベーションに繋がります。仕事に締め切りがあるのは期限が多くの人にとってモチベーションとして働くからです。
達成したい目標に人を巻き込む
人を巻き込むと、モチベーションの維持力が上がります。
人を巻き込む方法は大きく分けて
- 物理的に巻き込む方法
- 精神的に巻き込む方法
この2つです。
たとえば、物理的に巻き込む場合は「ダイエットをしたいから友達と一緒に運動する計画たてて集合時間と場所を決めてランニングをする」といった感じです。
自分から計画して「やろう!」と誘ったのだから、やらないわけにはいきませんよね。時間も決めて、実際に会う約束もすれば物理的に巻き込むことになります。
これでやらなかったら……まあ、友達がいなくなることは請け合いでしょう(苦笑)
とはいえ、そんな心臓の強い人はあまりいないと思うので、人を巻き込むことはモチベーションの維持に強制的に繋がります。
もう1つは精神的に巻き込む方法。
代表的なのは、「人に宣言してしまうこと」です。ちなみにこれがうまく作用するかどうかは「誰に宣言するか?」が非常に重要になってきます。
- 自分の好きな人
- 自分の尊敬できる人
この2つが宣言する人の条件なのですが、要するに「絶対に嫌われたくない人に宣言する」というのが条件になります。
仲のいい友人に「オレは絶対にこの目標を達成するから!!」って宣言するもの悪くはないのですが、「もし、目標が達成されなかったらどうなるのか?」と聞かれた時に「別にどうにもならないっす」というのであれば、それは「いい宣言」として人を巻き込むことはできない可能性が高いです。
達成したい目標を1つに絞る
達成したい目標を1つに絞ることで目標への道のりがシンプルになって行動力が生まれます。
たとえば、怖い映画を見たあとにお風呂に入ると普段なんとも思わない鏡が怖くなったりしませんか?「鏡になにか映るんじゃないだろうか…」という恐怖心が生まれますよね。
そういう時は他のことを考えようとしても、結局恐怖心が勝ちますよね。
感覚的にはそれに近い状態を目指すことが1つの基準になります。
「1つのことにフォーカスが当たって、他のことに意識が向かない状態」をつくれば、達成したい目標は優先順位は自ずと上がります。
で、「じゃあ、どうやってその状態にするの?」という話なのですが、そのためには優先順位を上げるというよりも無駄なものを排除して優先順位の低いものを整理するという意識をもった方がいいです。
頭の中を断捨離することで、自ずとやるべきことがくっきりはっきりしてきます。
あとこれは超個人的な意見ですが、僕は人間には「本当にやりたいこと」ってないと思います。ないというと語弊があるか。「本当にやりたいことは1つではない」といった方が正確ですね。
今やりたいことがない人が「本当にやりたいことを見つける」というのはかなり難しいですし、時間と労力がかかります。
でも、
- やらなくていいこと
- やりたくないこと
はなんとなくわかるじゃないですか。
なので、「やりたくない“系”のこと」を排除することから始めた方が建設的だと思いますよ。
やりたくないことを排除していくと「やりたいこと“風”のナニカ」が姿を表すはずです。
目標を1つに絞らないと頭の中が混沌としてしまうので、ノイズや迷いが入って行動力が下がります。
まずは目標の断捨離をしたほうがいいです。
1つでも達成するのが難しい目標を複数かかえて、同時に達成なんて一部の天才がやることです。
完全に一個に絞らないまでも、
- 1つの目標A
- 目標Aに関連した目標B
みたいな状態にしておけばゴールは1つなので、パワーは一箇所に集まって達成される確率やスピードも早まるはずです。
達成した目標の成果を目に見える形にしておく
負の強制力を使う以外で、目標達成のためのモチベーションの維持にはこれが一番だと思います。
目標を達成する途中で成果が見えると「オレ、成長してるな」というのがわかるのでやる気が出てきますよね。
目標達成とは?目標達成率を限りなく100%にするために考えるべき全てのこと
でも話したのですが、目標は定量的にして、なるべく計測できるようにした方がいいです。例えば、筋トレなら重りがそのまま定量化できる数値になるのでとてもわかりやすいです。
筋トレだと
「先週上がらなかった、30キロのバーベルが今上がるようになってる」
という明確な成長を感じることができます。
こんな風に「成果が実感できる状態」を作っておくことで自然とモチベーションの維持がカンタンになります。
環境の強制力を使う
僕は今、とあるコミュニティ(Facebookを使って作ったグループです)に所属しているのですが、そこで筋トレの経過報告をしています。
筋トレのモチベーション維持はなかなか大変なものです。
しかし、「人に見られている」環境下でやるとサボれなくなり、モチベーションが維持されやすくなります。
例えば、僕が筋トレの報告をしばらくしないと、「サボっているんじゃないか?」「あいつ宣言したのに、やってないじゃん。」と思われかねません。
コミュニティ内には40人ぐらいの人がいるので、メンバーの監視の目があります。
この環境を利用すると、サボりたくなる寸前のところで「あ、めんどくさいけど、やっぱり今日は筋トレやっとこう」と思える場面がたくさん出てきました。
サボりたくなる寸前で食いとどまる。
これが超重要。
人の意思はかなり弱いので、環境の強制力を使うと簡単にモチベーションは維持されますよ。
目標達成のプロセスを「スキルアップのため」だと考える
目標を達成するまでのプロセス段階では大きな結果が出ていない場合もあるので、モチベーションの維持が難しいかもしれません。
ですが、そういう場合は「目標達成のプロセスをスキルアップの時期だ」と考えるようにしましょう。
目標に据えるぐらいですから、今の自分には達成できないことを掲げていますよね。ということは目標に向かう道の途中には必ず障害があるということになります。
その障害を乗り越えるには自分のスキルアップが必要になるはずです。
この時に「障害が乗り越えられなくて辛い」と思うのではなく、「この障害を乗り越えるためにはどういうスキルが必要だろう?」と考えることでモチベーションも維持できますし、建設的な行動が取れるようになります。
その結果、小さな成果が出始めますので、やる気も上がってきます。
目標達成のプロセスを楽しむ
最後はかなり精神論になってしまいますが、「楽しむこと」はかなり重要です。
1秒でできる!プラス思考になるための超具体的なトレーニング方法とは?
や
でも話しましたが、大切なのは、物事のプラスとマイナスの両面をみて前向きに考えることです。
目標達成には
- モチベーションが上がらない
- やる気がでない
- 集中力が上がらない
- めんどくさい
などのマイナス面もありますが、もっとその目標が達成された未来を考えて想像する時間があってもいいと思います。
「なぜその目標が達成したいのか?」はあなたにとって大きなメリットがあるからですよね?
目標達成はゴールに向かっている道なわけですから、得られるプラス面を妄想して楽しんでいきましょう!
心から「やりたい!」と思える目標を目指す
結局最後は、「心のそこからやりたいと思える目標かどうか?」でモチベーションの維持は決まります。
やる前から「本気でやってみたい!」と思えている人…こういう人はそのまま目標まで一直線にダッシュしてもらえればいいと思います。
が、そうじゃない場合が問題です。
- 「やった方がいいのだけど、どうも気分がのらない」
- 「心の底からやりたいことなんてない!」
実際はこういう人の方が多いのではないでしょうか?
本気でやりたいことを見つけるのはなかなか大変でしょう。
なので、やりたいことがない人は「まず色々やってみること」をオススメします。
- なにが自分に向いていて
- なにをしている時に楽しいと感じるのか?
こういうことは実際に触れてみないと分かりません。
なので、まずは身近なところにあって、興味を持てることを探していくのが得策でしょう。
「いやいや、今やるべきことと興味を持てること。この両者が全く関係ないから、どうしようかと思ってるんだけど」って場合でも、「今やっていることから距離を置く」という行動を取るだけで視野が広がっていいと思いますよ。
達成する期待値の高い目標設定をし、モチベーションを維持!
もし目標を達成するための手段が2つあったとしたら、あなたはどちらを選びますか?
- これをやれば確実に結果が出るだろうと、過去の経験や周囲の人々の実績から予測できる期待値の高い方法A
- 結果がどうなるか分からないが、漠然と成果が上がることを期待している方法B
・・・
言うまでもないですが、多くの人はAを選ぶと思います。
一言でいうと、モチベーション維持には「これは達成できる!」という期待感がなにより重要なんです。
そもそもモチベーションが維持されない理由は、「その目標が達成できるかどうか分からないから」ですよね。
絶対に達成できる目標なら(動機がしっかりしていれば)モチベーションの維持はいらないはずです。
例えば、AさんとBさんが砂漠を歩きながらオアシスに向かっているとしましょう。
2人は喉もカラカラでもう疲れ果てています。
そんな状況で
- Aさんはオアシスを目視できる。
- Bさんはオアシスを目視できない。
という場合(2人共オアシスまでの距離は同じです)明らかにAさんの方がやる気が出ると思いませんか?
これは目標達成への期待感が高い状態です。
これを日常生活に当てはめると、
- 大きな目標を立てる
- 大きな目標をコンパクトな目標に分解する
- コンパクトにした目標をクリアするための手段を「これやれば確実にできる」と思える確実性の高いところに設定する
こんな感じになると思います。
ぜひ、「これは確実に達成できるだろう」という期待感をパワーに変えてみてください。
【関連】なぜゴールが近づくとモチベーションが上がるの?目標勾配効果のメリット
【意外と強力】行動する前にやることを決めておく
モチベーションが維持するためには、行動する前にやることが決まっていることが意外と重要です。
「やることを決めておくだと?それだけでモチベーション維持できたら苦労しないわ」と思っている人は多いかもしれませんが、これは僕が実感レベルで感じている、かなり大切なことの1つです。
例えば、筋トレを続けるのはとても大変ですよね。
- 行くのがめんどくさい
- やるのがめんどくさい
- メニューを考えるのがめんどくさい
これらのめんどくさい3本柱が揃っているから、まあ続けるのが大変です。
しかし、僕が実際に0から筋トレを始め、半年以上たった今も習慣にできているそのプロセスで感じたのは、「やること自体はイヤじゃないけど、行くのとメニューを考えるのがめんどくさい」ということでした。
まず、ジムまで行くのがめんどくさいです。
後メニューを考えるのがめんどくさいです。
感覚的に、この2つは成果に直結していないからめんどくさいんだと思います。
やっても結果につながらないことってやりたくないし、そりゃモチベーションも上がりませんよね。
対策としては、
- 行くのがめんどくさい気持ちを潰すために前日にプロテインやトレーニンググローブを用意することにしました。
- トレーナーに頼んで(ジムのスタッフと仲良くなったので、パーソナルトレーニングはモニターで無料)メニューを組んでもらうことにしました。
この2つさえやっておけば、モチベーションの消費を最小限に抑えることができます。
- 考えること
- 決めること
- 行動すること
この3つは同時にやろうとすると、スゴくめんどくさいですが、分けて考えると意外と簡単にこなすことができます。
大切なことなので、繰り返しますが、分けて考えるだけなのに、モチベーションの維持が死ぬほど変わります。
これをぜひ、取り入れてみてください。
【まとめ】目標を達成するまでモチベーションを強烈に維持し続けるための11つのコツ
ポイントは全部で11つです。
- 「目標を達成した時」&「未達成の時」のメリットとデメリットを紙に書いておくこと
- 目標に期限を設けること
- 達成したい目標に人を巻き込むこと
- 達成したい目標を1つに絞ること
- 達成した目標の成果を目に見える形にしておくこと
- 環境の強制力を使う
- 目標達成のプロセスをスキルアップのためだと考えること
- 目標達成のプロセスを楽しむこと
- 心から「やりたい!」と思える目標を目指す
- 達成する期待値の高い目標設定をし、モチベーションを維持!
- 【意外と強力】行動する前にやることを決めておく
モチベーションは「動機づけ」という意味なので、気合だけでどうにかなるものではありません。
条件を整えることで勝手にモチベーションが上がってくる状態。
これを作ることが大切です。
毎日「会社に行く」という目標が達成できているのは、1と3が明確になっているからですね。ほぼすべての社会人が会社に行くという目標を達成できているということは条件さえ揃えば誰でも目標達成できるということです。
1と3だけでそれだけのパワーが出るわけです。
ぜひ11つのうち1つでもいいので、試してみてください。
では、今回はこれで終わります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。