どうも、MERISE編集長のJUNこと小林です。
- 「目標を立てた方がいいのはなんとなく分かっているけど、どうやったらいいのかわかんないし、なんだか難しそうだし、目標設定したところで自分にできるとは思えない…。」
- 「目標を立てること自体のめんどくさくてもうウンザリだ…。」
- 「どうせ目標を立てたところでまた失敗してしまって同じことを繰り返すだろう……時間のムダだ…。」
と負け癖がついてしまっていませんか?
この記事では3日坊主を滅殺するための目標の立て方やメリット、行動しやすいように目標を立てる方法、やる気がでる目標の立て方、などについて書きました。
自分で立てた目標を確実にクリアできる技術がある状態になると、
「なんでも達成できそうな気がする・・・」
「オレやべえ・・・」
という自信がみなぎってきます(笑)
自分の立てた目標に負け癖を付けないための目標の立て方をシンプルに解説しますね。
目次
Q.目標を立てるメリットって? A.ラクだから
なぜ目標を立てる必要があるのか?
一言でいうと「楽だから」なのですが、その理由となるメリットは3つあります。
- 目標を立てる本当のメリットは「行動力を上げること」だから
- 物事の進捗状況を把握できるから
- より確実にやりたいことを実現できるから
以上の3つです。
目標を立てる本当の効果は『行動力が上がること』
目標を立てる本来の目的は『行動力を上げること』にあります。
たとえば、学生時代のことを思い出してみてください。
仮に、部活の顧問に「オレがOKって言うまで走って、練習だから」って言われたらメッチャやる気下がりませんか?
「え、いつまで走ればいいの?」と感じるのが正常な人の感覚だと思います。
これが目標がない状態です。
一方、「今日はあと3キロ走ったら終わろう」って言われたら「よっしゃ!あと3キロか。頑張ろう」って思えますよね。
これが目標がある状態です。
ゴールがないと人はなかなかやる気が出ません。
つまり、「なぜ目標を立てるのか?」の答えは、『目標があると行動力を上げることができるから』なのです。
物事の進捗状況を把握するため
2つ目のメリットは『物事の進捗状況を把握するため』です。
たとえば、僕らの寿命が500年ぐらいあって、行動力があるのなら目標を立てる必要はありません。
なぜなら、行動力があって、条件が整えばほとんどの目標は達成できるからです。
「自分がやりたいと思っていること」である必要もあり。
時間は有限なので、「なにがどこまで進んでいるのか?」がわからないと目標を達成する前に歳をとってしまって、ほしい結果は手に入らないってことになってしまいます。
それは困りますよね。
期間という区切りをつけることで、仕事や世の中は回っているので「時間」を無視することはできません。
目標を立てることで「〇〇日までに✕✕を達成する」という時間を把握することができます。
より確実にやりたいことを実現するため
3つ目のメリットは『より確実にやりたいことを実現することができる』ってこと。
たとえば、漠然と「痩せたいから、今日からダイエットしよう!」と思っても「何をどれくらいしたらいいのか?」って分かりませんよね。
ただでさえダイエットは続かないのに計画がザックリしていると絶対にできません。
ダイエットの計画を実現するためには目標が必要です。
無計画じゃやりたいことを実現するって難しいです。
なにも考えずに痩せれるなら、そもそも太ってないと思いますし(苦笑)
「いい目標の立て方」ってどうやってやるの?
ここからは目標を立てる方法を話していきますね。
- やりたいことをザックリ考える
- 目標を分解する
- 分解した目標を見直して確認する
- 分解した目標を定期的に見直す
- 目標が達成できなかった時は・・・
- やる気が出なくなってきた時は・・・
上から順番にやってもらえれば、いい感じに「やる気の出る目標」が立てられるはずです。
やりたいことを考える
まずは、やりたいことをザックリでいいので考えましょう。
今やりたいことが決まっているならそれをやればもちろんOK。
決まってないのなら、マインドマップというツールを使うことをオススメします。
その中でもオススメはXMind(クリックするとエックスマインドダウンロードサイトにいきます)という無料のソフトです。
↑こんな感じで枝分かれしていくので、わかりやすい。
まずはこれをダウンロードしてザックリやりたいことを書きましょう。
まずは頭の中の整理整頓からです。
- お金
- 健康
- 仕事
- 人間関係
- 趣味
- 行動を変える
- 習慣を変える
やりたいこと→目標に分解する
やりたいことを上げたらその中で「これは絶対にやりたい」と思えることを1つピックアップしましょう。
例えば『世界一周旅行がしたい!』という目標を例に話してみましょうか。
「死ぬまでに1度は世界一周旅行がしたい!」と思ったらまずは「なにが必要か?」情報を集めます。
- お金はいくらかかるのか?
- どれくらい貯めないといけないのか?
- 期間はどれくらいかかるのか?
- どの国を経由するのが楽しめるのか?
- 一人だと不安だから誰か誘おうか?
- 休みをどうやって取ろうか?
- 旅行に必要なものは?
- 言葉の壁はどうしようか?
- 飛行機はどうやって予約してとればいいのか?
etc…
↑これらが分解した目標になります。
分解した目標を見直して確認しよう
次は分解した目標を「無理のない範囲でできるかどうか?」を確認します。
なぜか確認するかと言うと、この時点で目標が大きすぎるとやる気やモチベーションが下がってしまうからです。
たとえば、旅行費用が100万円必要ということが分かって、1年後に旅行に行きたいという場合。
「1年で100万貯金できるか?」→「ムリ 苦笑」ってことが分かったら「旅行に行く期間を2年に伸ばす」とかを考えないといけませんよね。
分解したつもりの目標が「意外と大変だな、これ…」って思うものもあったりするので、「まだ目標が大きいな」と思ったらもう少し小さく分解しましょう。
分解する基準は『これならできる!』と思えるかどうかで決めてください。
「これできんのか…?苦笑」と感じる目標はやる気が出ない上に、できない可能性も高いのでこの時点で「これならできる!」と思える大きさの目標に小さくしておきましょう。
マインドマップで書いておけば簡単に細かく分割できて、わかりやすいので、使ってみてください。
全部の目標を「これならできる!」レベルに落とし込んだらあとはやるだけです。
ちなみに、「これならできる!」と思える人の心理のことを『自己効力感』と言います。その高め方をまとめたので、目標を立てることに負け癖がついている場合は読んでおいてください。
目標リストは定期的に見直そう
「世界一周旅行」以外にもやりたいことはあるはずなので、目標のリストは定期的に見直しましょう。
ほとんどの人は最初に書いたやりたいことリストや目標リストを見返さずに終わってしまうことが多いと思います。
スマホもメモ帳でもマインドマップでもいいので、好きなツールに保存しておいて、長くても2ヶ月に1度くらいは見返してみると良いでしょう。
目標に向かっている途中で、リストを見直してみると「あれ?これもう達成してるな…」ってことや「これは今すぐやればできるな…」ってことが見つかったりますし、目標は見直す必要があります。
目標を見直すことでまたやる気が上がってくるという効果もあるので、チェックしやすい場所に保存しておきましょう。
PCだったら、デスクトップの1番わかりやすいところに置いておくのがいいですよ。
目標が達成できなかった時はどうしたらいい?
目標はあくまで通過点なので、目標が達成できなくても凹まなくても大丈夫。
目標は目的のためにあります。
たとえば、「世界旅行の費用が全然たまらなくてこのままじゃ絶対旅行にいけない!」と思った時に思い出してほしいのは、目的は「世界一周旅行」なので、「旅行の道のりを変えればもっと安くいけないだろうか?」ってことを考えればいいんです。
- 目標=お金をためること
- 目的=世界一周旅行
なので、行き方はなんでもOK。
目標設計にムリがあった場合には、目的から見直すというパターンもあります。
なんなら目的を変更しても大丈夫です。
多くの人が「最初に宣言したことを変更したらかっこ悪い」と思って目的や目標を下方修正したり、そもそものプラン変更をするのを嫌がります。
気持ちは分かりますが、もっとカッコ悪いのは『行動をやめること』なんですわ。
あまりにも無理ならプランを変更して、地球半周にしてもOKです。
地球半周できたなら、地球一周旅行の達成率は50%ですが、行動を辞めたら達成率0%。
「どっちがいいですか?」という話です。
とはいえ、できることなら最初の目的は変更せずに達成できるのが1番いいので、目標を達成できなかった時は「目的を達成できればいいんだから、手段はなんでもいい」と思って目的から目標を見直してみることをオススメします。
やる気が出なくなってきた時にはどうしたらいい?
やる気が出なくなってきたら以下の4つをやってみてください。
- 目的を思い出す
- 人に言う
- やる気が出る本や映画や音楽を用意しておく
- 嫌だったらやめる(なるべく嫌じゃなくなるように考える)
1つずつ簡単に解説します。
目的を思い出す
目的を思い出すと「目的や目標を立てた時の新鮮な感覚」も同時に思い出すことができるので、やる気が出てくることがあります。
たとえば、世界旅行でいうと「そもそもなんで世界一周旅行に行きたいと思ったんだっけ?」「そうだ。一度しか無い人生だから、やってみたいと思ったんだった」「ここで諦めてしまうのはもったいないな…。」
ということを思い出すだけでも、やる気が出てきませんか?
「初心に戻る」と似ているところがあるかもしれませんね。
人に言う
人に目標を言うことでプラスの意味でプレッシャーがかかってやる気が出てきます。
これは一貫性の法則という人の心理も働いているのですが、ものすごーく簡単にいうと「人は一貫した行動をとっていないと変なやつに思われるので、人に目標を言うと行動に制限がかかってしまう原理」のことです。
なので、この方法はプレッシャーがかかった方がやる気が出る人にはオススメですっ。
やる気が出る本や映画や音楽を用意しておく
やる気が出るエンターテインメントを用意しておくことでやる気に火がつきます。
モチベーションの上げ方と維持とコツはこの1記事で完ぺき!でも話したのですが、やる気は「ほぼ感情」なので気持ちが高ぶるとやる気も出てくるんです。
たとえば、ボクはゲーム音楽が好きなので(特にRPG)いままでやったことのあるゲームの音楽とかを聞くとやる気が出てきます。
ドラクエやファイナルファンタジーは鉄板です(笑)
嫌だったらやめる(なるべく嫌じゃなくなるように考える)
あまりにもやる気が下がってしまう場合は「そもそもやりたくないことをやっていないか?」ということも考える必要が出てきます。
例えば、人が「やりたい!」って言っていたから「じゃあ、オレも世界旅行いこう!」って決めていないかどうか?を確認した方がいいってことです。
「人から言われたからやる」というのは外的動機付けになるので、そもそもやる気が出にくいんですね。(外的動機付けについては↓を)
【関連】【重要】モチベーションの意味と使い方をマスターすると・・・
「自分がやりたいからやっている」という内的動機付けにならないとなかなかやる気って出てこないのです。(内的動機付けについても↑にあるリンクを貼った記事に詳しく書いてあります。)
- やらなければならないこと
- やらされていること
に対してやる気を維持するのは難しいので、ワクワクする目的を見つけることで「やりたくてやっている」という状態に近づけていきましょう。
目標を立てる時につまづく3つのポイント
「世界一周旅行」だと自分のスキルなどは必要ないので、ぶっちゃけお金があればいけますよね。(お金があれば休みもとりやすいと思いますし)
しかし、お金では解決できない仕事やダイエットや勉強になると目標の立て方は少し難しくなります。
その時につまずく主なポイントは3つ
- 目標は高く?低く?どっちが正解なのか?
- 目標は変えてもいいのか?変えない方がいいのか?
- 立てた目標の道のりが見えない時はどうしたらいいのか?
こういう疑問があると思います。
というか、ボクがそう思っていましたし、例えば周りにいるモチベーション高く筋トレをガシガシしているレベルの人たちも同じ悩みを持っていました。
1つずつ解説しますね。
目標は高く?低く?どっちが正解?
目標の立て方で1番分かりにくいのが「目標の高さの決め方」だと思います。
結論を先にいうと、目標の高さは『行動したい!と思えるかどうか』で決めてOKです。
もちろん、高いに越したことはないのですが、そのためには高い自己効力感が必要になります。
今の自分の自己効力感にあった目標の立て方をすることでモチベーションが下がったり、やる気がでなくなることを防げます。
だから、「これならやれるぞ!!」と思える目標に設定することが超×100大切です。
1番大事なのは、【行動したくなる目標を立てること】です。
↑これを忘れなければ大丈夫!
立てた目標は変えてもいい?変えない方がいい?
立てた目標は変えてOKです。
というか、ほぼ100%変わるつもりで目標は立てた方がいいです。
多くの人が、立てた目標のレベルを下げることを嫌がりますが、200%凹む必要はないです。
なぜなら、それは立てた目標のレベルが下がったんじゃなくて、新しい通過点が増えただけだからです。
↑コレが
↑こうなっただけです。
見えなかった通過点が見えたということは、最短距離が見えたってことですよ。
目標が変わったらガッツポーズしていいと思います(笑)
立てた目標の道のりが見えない時はどうしたらいい?
立てた目標の道のりが見えない時の対処法は以下の2つ。
- すでに達成している人に目標までの道のりを聞く
- 目標を目指しながら探る
すでに達成している人に目標までの道のりを聞く
すでに自分の欲しい結果を手に入れている人に聞くのが1番早いです。
やっぱり自分よりその分野に詳しい人の話はよく聞くべきですね。
目標を目指しながら探る
現実的には目標に近づきながら自分で探っていくというパターンが多いと思います。
例えば、真っ暗な道を火の付いたロウソク一本で歩いているのを想像してもらえるとわかりやすいでしょう。
この状態だと、前に曲がり角があっても近くにいかないと分からないですよね。
初めてやる分野は目標まで向かう道のりを歩いた経験がないので、このロウソクの照らす明かりの範囲がメチャクチャ狭いんです。
だから、目標を目指しながら微調整するんです。
そのためには、ツールに「自分の好きな目標」を書いておいて、いつでも確認や振り返りができる環境を作ることが大切になってきます。
だから、マインドマップが見やすくていいんです。
このレベルのことはもはや頭の中だけで処理するのはムリなので、かならずメモを取るなりした方がいいと思います。
「目に見えないこと頭の中だけで考える」って文字で起して考えないと絶対に混乱します。
目標達成でつまづかない人はここをめんどくさがらずにやる人です。
やった方が後々めんどくさくならないってことを知っているんです。
まとめ|【目標を立てる→人生の目標を立てる】につながる
最後に行動ステップをまとめておきます。
- まずは、やりたいことをザックリ考える(できたら無料のエックスマインドで)
エックスマインド(無料)のダウンロードはこちらから - 目標を分解する(まずは目的を1つ決めて、目標に分解してみる)
- 分解した目標を見直して確認する(目標は「これならできる!」と思える大きさにする)
- 目標の達成をめざして行動する
- 分解した目標を定期的に見直す(行動しにくい目標になっていないか、定期的にチェックする。※特にやる気がなくなってきた時にはチェックした方がいい)
目標の立て方が分かると人生全体の目標を立てる力も付きます。
ぜひ、自分で目標を立てるようになれるようになってください。
そして、やる気が出なくなったらまたこのページに戻ってきてください(笑)
では、これで終わります。
ありがとうございました。
PS
まずはエックスマインドをダウンロードしましょう。
色々使いましたが、エックスマインドが1番使いやすくて管理画面が見やすくてキレイです。無料で使える中では最強のマインドマップだと思います。(有料版もあります)