どうも、MERISE編集長のJUNこと小林です。
今回は目標達成のためのプロセスを実行する“その前に”チェックしておきたい項目を5つ紹介します。
日本人は“努力”や“根性”を大切にしますが、もっと大切なのは、「目標をいかに楽に達成できるような状況や環境を作るか?」です。
いきなり目標プロセスを作るよりももっと重要なことを今回シェアします。
目次
目標達成のためのプロセスとは?
目標達成のためのプロセスとは、目標を達成するための手順や過程のことを言います。
プロセスとは
1 仕事を進める方法。手順。「作業のプロセス」
2 過程。経過。引用:コトバンク
MERISE式目標達成術でも語っていますが、目標を達成するためにはいかにモチベーションと戦わないかが重要になってきます。
では、モチベーションと戦わないためにはなにが大切なのか?
目標を達成のプロセスを実行する“その前に”チェックしておきたい5つの条件についてみていきましょう。
目標達成のためのプロセスを構築する“前に”チェックする5つのこと
目標を達成するとかしないとか、それ以前にもっと考えておかないといけないことが沢山あるのですが、今回はその中でもかなり重要だと思われる5つの条件を挙げていきます。
これの条件が揃わないと、目標達成はかなり大変になるor途中で破綻してしまいます。
1.そもそも目標を達成する必要性があるのか?
よく挫折する例としてあげられるのは英会話ですが、英語が身につきずらいのは必要性がないからです。
- 海外に住む
- 外国人の恋人がほしい
- 仕事で海外に赴任しないといけなくなった
etc…
これらが必要性です。
なんとなくカッコイイから英語を身につけたい…って僕も思ったことがありますが、「そもそも英語を習得する必要性があるのか?」ということを考えるのが非常に重要です。
苦手意識がなくなる!アウトプットの本来の意味と60秒で終わる3ステップアウトプット勉強法
でもガッツリ話しましたが、情報のインプットはアウトプットがあるから身につくわけです。使わない情報は身につかないのです。
なので、まずは「その目標を達成する必要性があるのかどうか?」を考えましょう。
2.目標達成のプロセスを実行することが苦痛でないか、むしろ好きか?
目標を達成するためのは、そのプロセスを実行することが苦痛でないか、むしろ好きか?という条件が大切です。
「いやいや、どんな目標だって達成するには苦痛をともなうでしょ」
と思うかもしれませんが、大切なのは「その苦痛の先に達成感や喜びを感じられるどうか?」です。
僕は最近ジムに通ってトレーナーに教わりながら筋トレをしていますが、そりゃあ苦痛も感じます(苦笑)もちろんやってる時は苦痛も感じますが、筋トレ自体は嫌いじゃないし、終わったあとの達成感はスゴイです。超爽快です。
だから、また続けようと思えるんですよね。
目標を達成するプロセスの中ではめんどくさいことももちろんありますが、めんどくさいと嫌いはまた別の話です。
そもそも嫌いなことを目標に設定してしまうとそのプロセスはただの苦行になってしまいます。
今でこそ僕はWebライターとして活動していますが、活動を始めたときは自分のパソコンも持っていなかったので、コンピューターに疎すぎて作業がままならないことも多かったです。
それに文章を書いた経験も0なので、なにをどうしたらいいのかも分からないまま3年ぐらい地道に作業してみましたが、今は文章を書くのは好きになりました。
カラダにも筋力があるように文章にも筋力があります。
正しく鍛えればできるようになるってことです。
ただそれは強い必要性があって成立したことなので、条件1を満たしている必要はもちろんあります。
3.達成したい目標は本当にやりたいことなのか?
これを考えすぎると思考の無限ループにハマって動けなくなる可能性もありますが、「それって本当にやりたいことなのか?」ともう一度考えてみることが大切です。
やらなきゃいけないことって沢山あると思いますが、その中でも優先順位ってものがありますよね。
仕事に殺されるその前に!仕事効率が4倍になる時間管理術7つのポイント
でも話しましたが、大切なのは「緊急ではないけど、重要な案件に時間を使うこと」です。今の僕の中ではそれがまさに筋トレなのですが、30代になっても20代のように肉体を酷使しているとカラダがということを聞いてくれなくなってきます(苦笑)
仕事を効率的にこなすためにも、そして、日々快適に暮らすためにも僕は今カラダ作りが本当にやりたいことの1つになっています。
「本当にやりたいことなのかどうか?」を判断するポイントは自分の感情に素直になることです。
大人になると体裁とか気にするようになってきますが、基本は子供のころと変わらないはずです。
大人になって感情をコントロールできるようになってきたというだけで、感情のコントロールが弊害となって自分の本当にやりたいことに目を向けることが難しくなってきてしまうんですね。
なので、「今やっていることが本当に自分のやりたいことなのかどうか?」をもう一度考えてみましょう。
4.立てた目標を本気で達成したいと思えるかどうか?
「なんとなく達成できたらいいな」
ではなくて、本気がどうかがかなり重要です。
「本気ってどこからが本気になるの?」って思うかもしれませんが、そう思っている目標はたぶん本気で達成したい目標ではない可能性が高いです。
「ヤバイ…」
「これを達成しないとオレの未来はヤバイ…」
と思えるかどうかってことですね。
僕は医療関係の仕事から転職してWebの仕事をしていますが、仕事を変えるまでは「このままだとマジでオレの人生終わる…」って思って行動していましたね(苦笑)
そこまで自分を追い詰める必要があるかどうかは本人次第ですが、そのネガティブなパワーは凄まじい行動力を生みます。
これはプロスペクトの理論というもので証明されていて、人間は「生きたい!」という気持ちよりも「死にたくない!」という気持ちの方が強いのです。
「これが達成されないとヤバイ」と思えるかどうかは、
- 現状のままでいるメリット・デメリット
- 未来を変えるメリット・デメリット
これらを紙に書いてみるとわかりやすいです。
「現状のままでいること」というのはどうしてもデメリットが目立ってしまいますが、メリットだってあります。例えば職を変えるというのは、場合によっては今までの経験を全て捨てるということにもなります。
「未来を変えること」も同じでどうしてもメリットが目立ってしまいがちですが、デメリットもありますよね。新しいスキルを習得するには時間がかかるし、ストレスだってかかります。
なので、条件1の必要性だったり、条件2の苦痛でないかどうかが大切になってくるということです。
5.その目標は現実的に達成可能なのか?
あまりにも非現実的なことを目標に据えてないかどうかをチェックする必要があります。
ポイントは自分が達成したいと思っている目標をすでに達成している人がいるかどうかです。もっというと、身近にそういう人がいると最高ですね。
目標に据えるぐらいですから、今の自分にはできないことですよね?
だとするとそれが本当に自分にできるかどうかという判断はかなり難しいんです。
エベレストに登ったことがない人にはその難しさが分からないのと同じで、達成する前はその難易度というものがよくわからないはずです。
そういう場合は、すでに自分が達成したい目標を体現している人に「どうやってやったのか?」を聞くのが手っ取り早いです。
- そうすることで目標を達成するプロセスにどういう障害があるのか?
- なにをしないといけないのか?
などが明確にわかります。
「エベレストの標高5000メートルでは雪崩が発生しやすいから、準備をしておけ」
とか。
「山頂は思っている以上に過酷な状況だから、登頂したらすぐに下山したほうがいい」
とか。
例えばそういう障害があるとしたら、それは目標を達成した人じゃないと分からないことです。
なので、「自分の目標は現実的に達成可能なのか?」という情報を事前に集めておく必要があります。
ちなみに僕は筋肉がつきづらい体質で、カラダを大きくすることはかなり難しいはずなので、元々筋肉がつきづらい体質だった、現在鬼マッチョのトレーナーさんに話を聞くようにしています(笑)
その方が目標達成のプロセスがわかりやすいですよね。
やるべきことが明確になりやすいのです。
【世界のトヨタも仕事に採用している】目標達成のためのプロセスを実行する前に「どうやって楽をするか」を考えることが大切
「目標達成」という言葉を聞いてしまうとどうしても「大変そうだなぁ」というイメージが先行してしまいますが、その壁を破るための条件が今紹介した5つです。
日本人は「我慢」とか「努力」が美しいものという思想が根底にあります。僕も根性論は好きな方なので、それ自体は否定しないのですが、もっと楽できるならした方がいいです。
日本を代表する企業トヨタでもその考え方は採用されています。
この本でも紹介されていますが、「人を管理するな、プロセスを管理せよ」という目次があり、その中では
トヨタで 新しく管理職になった人が上司に「 これから一生懸命 頑張ります」と言ったところ、「 お前の役目は頑張ることではない」 と 言われたという話がある。「 そうではなく、みんなが頑張らなくてもできる仕組みをつくること」が大切というわけだ。
要するに、頑張らなくても成果が出る仕組みや方法を考えようということですね。
目標達成も言葉が重くて、大変さが先行しがちですが、もっと楽して目標を達成できるようにする方法自体を考えることに労力を割いた方がいいですね。
そのためには今回紹介した5つの条件を目標達成のプロセスを実行する前に考えることです。
目標達成のためのプロセスを実行する“前”にチェックするべき5つの事【まとめ】
目標達成するためのプロセスを考える前に、「いかにモチベーションと戦わずに楽をするか?」そのための5つの条件を紹介しました。
「毎日決まった時間に通勤する」
という目標が達成できているのは、条件1の必要性が強烈に働いているということですね。
「毎日通勤する」って行為は「目標達成している」という感覚はないかもしれませんが、条件が揃えば目標達成はそうやって息を吸うのと同じぐらいの感覚でできるようになるはずです。
ぜひ、目標達成のためのプロセスやらモチベーションやらを考える前に「いかに条件に当てはめるか?」を考えてみてください。
では、今回はこれで終わります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。